最近、広告業界では「ネットの普及によってテレビCMが崩壊する」などと囁かれることがあります。しかしテレビCMの効果は本当になくなってしまったのでしょうか。今回はホリスティック・マーケティングの事例を用いてテレビCMの効果を検証してみたいと思います。 ラジオで接触して、コンビニで買っていただく 先日(扶桑社)という本を読んだのですが、その中で紹介されていたエピソードがホリスティック・マーケティングの参考になる事例だったので紹介します。 その事例は(ニッポン放送/扶桑社)という本のマーケティング例だったのですが、まずラジオCMを流したそうなんですね、首都高速が渋滞する時間帯に。それで、本そのものをコンビニで販売していたそうです。想定する顧客導線としては、このような感じでしょうか。 1. 渋滞中のドライバーはイライラしながらラジオを聴いている ↓ 2. ドライバーは「どうしていつもこんなに混むん
こうして毎日のように家電製品に触り、レビューを執筆していると、どうしても机の上は、説明書や保証書で散らかり放題になる。 たとえば、電気ケトルのような小物家電では、説明書を外箱に入れて、箱ごと保存しておくこともできるが、保存空気清浄機など大きい家電の場合、箱そのものが邪魔なので、すぐに片付けてしまう。そうすると、説明書はファイルの中に入れたり、ただ机の上に置かれたままになったりする。そのうち一部は、とりあえず机上のスペースを空けるために、一時的に引き出しにしまわれる。 その結果、オフィスのあらゆる場所に、いろいろな機器の説明書やら、保証書やらが散らばった状態になり、「アレ、あれの説明書はどこに行ったっけ……」ということが起こるわけだ。 原因ははっきりしている。説明書や保証書をどうするのかというルールがないからだ。大きい物であろうと、小さい物であろうと、すべてのマニュアルを1つのところに集中さ
Microsoft会長のBill Gatesは10年前、当時盛り上がりつつあったインターネットの巨大な波への対応を呼びかけるメモを社員に宛てて送付した。そのGatesがこのほど、同様の変革へ向けて弾みをつけることをねらいに、オンライン分野で多くのライバルに直面するMicrosoftが取り組むべき課題の概要をまとめたメモを社内に流した。 「現在到来しつつある『サービス化の波』は、非常に大きな断絶を生み出すものとなろう」と、Gatesは米国時間10月30日付けのこのメモのなかに記している。CNET News.comが入手したこのメモは、同社の上級幹部に宛てて流されたもので、「われわれには、これらのアプローチを利用してわれわれに挑戦を仕掛けているライバルがいる」と書かれている。 Gatesはこのメモのなかで、Ray Ozzieが先にまとめたメモを引用しながら、新たな収入源としてオンラインでの広告
京都駅から車で10分程度のところに立つ京都リサーチパーク。ここにはメールマガジン配信を手がけるまぐまぐをはじめとして、有力ベンチャーが数多く集まっている。その一角に、「はてな」という企業がある。 はてなは2001年7月に創業された、まだ新しい企業だ。しかし、創業当初からユニークで使い勝手のよいオンラインサービスを次々と発表し、2003年3月末には月間のアクセス数が合計1265万ページビューを超えるなど、急成長を続けている。 はてなが提供するサービスは主に3つ。ユーザーの質問に対し、他のユーザーが参考となるURLを紹介する有料Q&Aサービス「人力検索サイト はてな」、ユーザーが登録したサイトを自動巡回して更新状況をメールで通知するほか、登録されたサイトから自分の趣味に近い他のユーザーの登録リストを自動的に紹介し、他のユーザーの登録サイトを自分のリストに移植できる無料アンテナサービス「はてなア
著作権期間延長法の違憲性を問う有名なEldred裁判で、最高裁での敗訴が確定してから5カ月が経った。今や、連邦著作権法に反対する人々は、インターネット時代にふさわしい法律の制定を求める一般向けキャンペーンを展開している。この運動を率いているのは、Lawrence Lessigだ。 Lessigはスタンフォード大学の法学教授で、インターネット上でのプライバシーと知的所有権の擁護者として名高く、Microsoftの反トラスト法訴訟では裁判所から「スペシャルマスター」に任命されたこともある。そんな彼が6月2日、米国政府の著作権更新方法を改める長い戦いの、最初の一撃となるという、オンライン署名運動を開始した。 署名運動の目標は、著作権保有者が著作権の保護期間を延長するには、50年ごとに1ドルを支払わねばならない、となるよう連邦議会の方針を改めさせることだ。 Lessigによると、現状では、著作権は
インターネット界の先駆者Brewster Kahle氏は、ある使命に取り組んでいる。地球上のすべての人々が、全人類の知識にアクセスできるようにしたいと考えているのだ。そして、それが1バイトずつでも実現に近づくよう、懸命な努力を続けている。 Kahle氏は10年前、非営利団体のInternet Archiveを設立した。同団体の目標は、それまで短期間の娯楽であったウェブコンテンツを後世のために保存することだった。しかしKahle氏は、ウェブサイトの保存だけでは満足できず、範囲を拡大し、現存する本やテレビ番組、映画や音楽なども、このアーカイブの大規模なデジタル保管庫に収めることを決心したのだ。 Internet Archiveは、これら全てのデジタル化と、音声および動画コンテンツの無料ホスティングに加え、サンフランシスコで無料の無線インターネットを提供する「SFLan」プロジェクトに資金援助も
図書館の本をデジタル化してオンライン検索できるようにするというGoogleのプロジェクトに当初ただ恐れおののいていた出版業界が現在、同プロジェクトを「広範囲にわたる著作権侵害」と、批判の声を上げている。 学術系出版社125社が加盟する非営利団体の米国大学出版部協会(Association of American University Presses:AAUP)は今週、Googleに送付した6ページの書簡を公開した。Googleは2004年12月、ハーバード、スタンフォード、ミシガンの各大学図書館と協力しながら書籍をデジタル化する「Google Print for Libraries」プロジェクトを発表した。 同書簡の中で、AAUPは、同プロジェクトやその範囲について、様々な質問を投げかけている。また、同協会は、Googleが出版社からの明確な許可を得ずに著作権で保護された書籍をコピーしてお
武蔵野市議 川名ゆうじ blog 議会や市政のニュースや気になる情報を書いています。 誤字脱字はご容赦を。 ご意見はメールでお願いします。kawana●ba2.so-net.ne.jp まで (●を@に修正してください) 六本木ヒルズの49階にある図書館、アカデミーヒルズ六本木ライブラリーを見学してきました。セミナーなどが行われるアカデミーヒルズというフロアにある会員制の図書館です。 会員は二種類あり、オフィスメンバーが入会金31万5000円、月会費94,500円。利用時間は24時間(年中無休) 。 もうひとつはコミュニティメンバーで、入会金1万500円、月会費9,450円。利用時間は、8:00 〜 23:00(年中無休)。 武蔵野プレイス(仮称)を検討する専門家会議にこの図書館のライブラリーアドバイザーの方が委員となっていたので興味を持ち出かけました。 会員制、六本木ということもあり、公
Googleは昨年12月、世界有数の規模を誇る大学図書館や公立図書館の蔵書をデジタル化し、マウスをクリックするだけで希少書物を利用できるようにする野心的な計画に着手し、一部で論争を巻き起こした。 一方、目立たないところで、数多くの大学がすでに本を置かないデジタル図書館の実現に取り組んでいる。この動きは、ハイテクに精通した現代の学生たちの情報への接し方に関する理解が深まっている現状を反映している。 「図書館が、たくさんの書物を集めた場所だと思われていたのは、ずっと昔のことだ」と、スタンフォード大学の図書館員で、同大学の学術情報リソース担当ディレクターを務めるMichael Kellerは語る。「図書館はいまや物理的場所であると同時に仮想の場所でもある」(Keller) 未来の図書館の実現に取り組んでいるのは、スタンフォード大だけではない。マサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大各
新時代の到来を告げる「ミレニアルズ」 国際子どもデジタル図書館(International Children's Digital Library:ICDL)にあるバーチャルな本棚には、未来を知るヒントが隠されているかもしれない。 ICDLのウェブサイトには、子どもの意見が反映されている。サイトの「シンプル検索」機能を使えば、約50冊の選択肢の中から、最適の一冊を選ぶことができる。画面に並んだ大きなボタンをクリックすれば、興味のあるジャンルの本(おとぎ話、冒険物語など)や、好きな色が表紙に使われている本にジャンプすることも可能だ。本棚をカスタマイズする機能や、本を読むためのソフトウェアも用意されている。ソフトウェアは3種類ある。そのひとつは子どもの意見を取り入れて開発されたもので、ページを螺旋状に並べ、好きなページに直接ジャンプできるようになっている。 この検索システムは、高度なアルゴリズム
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