〈反原発〉の国民的怒りの波に便乗しようとする「研究者」としてはじめにトンデモ学者の武田邦彦をとり あげます。 私にとっては武田邦彦なる人物はまったく取るに足りない、歯牙にもかけたくない人物以外のなにもの でもないのですが、いわゆる「小沢信者」の間ではそのトンデモ学者の武田邦彦がいま大人気らしく、 その「小沢信者」系ブログ記事に影響されて武田のブログ記事が「かつての原発推進学者が反原発学 者に転向した」というたぐいの一種の〈貴種流離譚〉記事として市民の間に「拡散」されていくという現象 も生じているようです(注)。そういうことはさもありなんということでさておくこともできるのですが、問題 は自ら市民メディアを自称し、事実としてもいわゆる革新的市民にも一定の影響力を保持していると思 われるNPJ(News for The People in Japan)紙が同紙の「NPJ お勧め 論評」欄に最近連