【お薦め対象者】実験行動主義から行動療法、そして認知行動療法へとどのように発展していったのか、その歴史に興味のある方 本書は、子どもの性的虐待(sexual abuse)の研究を専門とされるO'Donohue, W. T.や、ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)で有名なHayes, S.C.らによって編まれた、近年の認知行動療法の発展により曖昧となってしまった第1世代の行動療法家の知見を継承するために、名だたる行動療法家が一同に介して(ネバダ会議in1999)企画、執筆された行動療法の創始者たちの個人史です。 原題が『A History of the Behavioral Therapies: Founders' Personal Histories』ですので、直訳すると“行動療法の歴史:創始者たちの個人史”となるように、“行動療法(BT)”の立場から認知行動療法へと至る歴史を