「教科書には出てこない課題が山積みだった」。自らのキャリアをそう振り返ったのは、星野リゾート代表の星野佳路さん。「リゾート再生請負人」とも呼ばれ、その経営手腕が大きく評価されてきた星野さんですが、これまでのキャリアは試行錯誤の連続でした。家業にもかかわらず、副社長職を解雇。不良債権案件の引き受け、未曾有の震災…。そんな想像を絶する困難の中でも常にチャンスを見い出し続けるバイタリティの秘密とは何でしょうか。インタビューで迫りました。 ※この記事は2020年1月に取材・撮影した内容です 「教科書には出てこない課題が山積みだった」 自らのキャリアをそう振り返ったのは、星野リゾート代表の星野佳路(ほしの・よしはる/ @skier1960 )さん。大学院で経営学を修めた理論家、という一般的なイメージからは想像できない一言かもしれません。 破綻した数々のリゾート施設を再生させてきた経営手腕が評価され、
