全国有数の伊勢えびの水揚げ量を誇る千葉県で、今シーズンの漁が解禁され、2日朝、初めての水揚げが行われました。 千葉県は房総半島南部の沖合に伊勢えびの豊かな漁場があり、毎年8月1日に漁が解禁されています。 千葉県内で伊勢えび漁が最も盛んないすみ市の大原漁港では、沖合に仕掛けた網を引き上げるため、2日午前2時すぎから漁船が出港していきました。 およそ15キロ沖合の漁場に着くと、漁業者たちは網を次々と引き上げ、伊勢えびに傷がつかないように手際よく外していました。 大原漁港では2日朝、合わせて610キロの伊勢えびが水揚げされたということです。 大原小型船組合の日高郁夫組合長は「きょうは潮の流れが速く伊勢えびがあまり網にかからなかった。例年どおり取ることができるよう頑張りたい」と話していました。 千葉県の伊勢えび漁は、これから来月にかけて最盛期を迎えます。