そんなことが可能なのか? 現在、ドイツでは、①中道保守といわれるCDU/CSU(キリスト教民主同盟/キリスト教社会同盟)と、②多くの非現実的な政策を唱える緑の党と、③市場経済重視の現実主義をとるFDP(自民党)という3グループが、連立を組もうとして交渉中だ。 それぞれの政党にはシンボルカラーがあり、よく赤(SPD)と黄色(FDP)と緑の党の連立は「信号」連立と名付けられたりするが、今回のは「ジャマイカ」連立。CDU/CDUのカラーが黒なので、黒、黄、緑の組み合わせとなり、これがジャマイカの国旗の色だそうだ。少しこじつけっぽい。 9月24日の選挙で、大連立を組んでいたCDU/CSUとSPD(社民党)が、それぞれ第1党、第2党の地位は保ったものの、両者とも壊滅的に票を減らしたことについては、すでに本コラムでも書いた(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/531
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