先日、学園全体の研修会があり、テーマがICTだった。 授業にどのようにICTが活かせるのか、授業見学を通して共有し、検討するのがねらいだ。 まず、全体としてICTの必要性を感じない授業が多く、その点で物足りなく感じた。 たとえば国語の授業では、プロジェクターを使って生徒の意見や疑問を黒板に示していたが、その結果生徒の発言する機会が減り、教師の説明や解説が増えていたように思う。 また、古典の授業では、本文をスライドで映して、品詞や語句の意味などを書き込んでいたが、教師が黒板に書くかスライドで投影するかの違いはあっても、品詞分解をして解釈し、理解させるという授業スタイルに変わりはない。 全員で共通のテキストを読み、教師が説明する授業スタイル、従来どおりの古典の授業スタイルを否定しているわけではない。 ただ、この授業スタイルのままであれば、別に無理してICTを使わなくてもいいよなぁ…と思っただけ