教員になって30歳になるまでの8年間(人による)をどう過ごすかは本当に大事だと思う(サンプル数1)。 ぼくは、これまでの本に書いてきたことでもあるけれど、戦後の民間教育運動の残り香の中 の中で過ごした。 学生時代に野外教育と総合学習に出会い、伊那小に何度も何度も通った。高島小、奈良女、神戸大附属明石、緒川小、いいものにたくさんふれ、たくさんの実践記録、ビデオを見る機会に恵まれた。キャンプリーダーをやり、環境教育に出会い、野外教育に没頭した。 教員になって「クラスで牛を飼えない!」ことに気づき、気がつくと手元に何もなく。クラスがガチャガチャになり、救いを求めて毎週のように通った。 法則化にも手を出し「何!本当にこの指示で子どもがゴミをたくさん拾うぞ!うひひ」と悦に入ったりしていた。 なんか違うと思いつつ、偶然紀伊國屋書店で出会ったのが『たのしい授業』という一風変わった小さな雑誌。仮説実験授業