お隣の韓国では、大学で得られる「単位」のことを「学点」(學點 ハクチョム)と呼ぶのは、日本語のばあいよりも的を射ていないだろうか。ベトナム語でも「単位」(ドンヴィ)だが、中国では「学分」(シュエフェン)という。 韓国での成績評価は、日本と似ているが少し違っていて、「秀」「優」「美」「良」「可」となっている。かつて、それらのハンコを通知表に押す学校もあったようだ。むろん、現在では、日本語に訳した成績証明書などを除き、ハングルで「수」「우」「미」「양」「가」という表記に変わってきている。これは小学校では通知表にも使われていたそうで、「スウミヤンガ」と続けて覚えているそうだ。ともあれ、なんと成績に「美」があるのだ。 韓国の人にとっては、これは当たり前のことで気にすることもないそうだが、日本人からするとニュアンスがわからない。留学生の携えてくる高校以降の成績証明を面接などで見ると、やはりハングルで