このページでは名塩でしか生産されていない名塩雁皮紙(なじおがんぴし)(間似合紙(まにあいし))の特徴や生産工程を紹介しています。どうぞご覧ください。 人間国宝の谷野剛惟(たけのぶ)氏が漉(す)く『名塩雁皮紙(なじおがんぴし)(間似合紙(まにあいし))』とは 名塩紙の始まりは約400年前の戦国時代にまで遡ります。当時、越前から名塩にもたらされた和紙に名塩で採れる泥土を混ぜることによって、有名な名塩の泥入り雁皮紙が誕生しました。この紙はサイズを襖の横幅である半間(三尺、約90cm)の寸法に合わせて作られたことから、『間似合紙(まにあいし)』とも呼ばれています。名塩雁皮紙(なじおがんぴし)(間似合紙(まにあいし))は近世には高級な襖紙として重宝され、江戸時代には上方の市場でも取引されるようになりました。間似合紙は泥土を混ぜることで得られた優れた特長を持つことから、襖紙以外にも重要文化財の修復や書