ブンブンサテライツはフジロックに9回も出演している。その9回の間、ロックとダンスを融合させ、デジタルロックとしてデビューした初期から、ロック寄りに変化し成長した姿をフジロックでみることができた。しかし、ブンブンサテライツは先日、活動終了を発表した。ヴォーカル&ギターである川島道行の病とその後遺症によることは、みなさんもご存知の通り。活動休止でなく終了という表現に彼らの無念さが伝わってくる。6月22日に発表される『LAY YOUR HANDS ON ME』が最後の作品となる。 フジロックにおいてブンブンサテライツは、大勢の人たちを躍らせた深夜のレッドマーキー、ホームというべきホワイトステージ、ステージの大きさにふさわしい広がりのある音を獲得したグリーンステージ、どこも複数回出演して、強い印象を残した。さらに、雨、曇り、夕暮れなど天気もさまざま。フジロックらしい場面がその時々で用意されていた。