師走に入り、日本各地で開催中のイルミネーション点灯式。「3、2、1、スイッチ オン!」の決まり文句を聞いて思い出したのが、いまだに悩んでしまうドイツの電源スイッチの表示。 日本で一般的な電源スイッチのように、「切と入」、または「ONとOFF」のように単語で表示してくれれば一目でわかるのですが、ドイツでは、「-と◯」のように記号で表示されていることが大半なのです。 当然ながら、「-か◯」のどちらかが「切る」で、もう一方が「入る」を表すわけですが、これがなかなか頭の中のイメージと結びつかないのです。例えば、台形と平行四辺形を見せられて、どちらかが「切る」で、もう片方が「入る」ですよと言われているくらい、判断に悩む選択です。あえて言うならば、「-」は消えているイメージ、「◯」は電源が入っているイメージを抱きがちですが、ドイツではちょうど逆。「-」は「点灯」で、「◯」が「消灯」を表す記号です。 「