去年の12月、「世界で一番遅く日の出を迎える国」であったサモアが、日付変更線を変更し、「世界で一番早く日の出を迎える国」になった、というニュースが流れた。 このニュースを機に、あらためて日付変更線を眺めていると、これが意外とジグザグしており、興味深いので、そんな日付変更線に思いを馳せてみた。 いきなりで恐縮だが、日付変更線というのは実は、存在しない。 というと少し語弊があるが、日付変更線は、各国・地域が定める地域標準時をもとに設けられた「便宜上」の線であり、明確に法律や条約で決められたものではないのである。これはちょっとびっくりだ。 なので、先に述べたサモアのニュースも、「日付変更線を変更した」のではなく、「地域標準時を変更した」というのがより正確な表現であるといえる。 日付変更線がジグザグしているのは、各国が自国の都合に合わせて地域標準時を決めているからである。例えば、ハワイの南の方にキ
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