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600 活版印刷とko 小林章に関するsatoschiのブックマーク (5)

  • 発音についての話(1) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    これ読者の方へのコメントとして書いたんですが、面白そうなのでちょっとつけ足して記事として載せることにします。 ちょっと前の記事「フォントのことが出てくる推理小説(2)」で、9ポイント相当の活字の呼び名「bourgeois」の発音についても書きました。そのときは、うちにある何冊かのを探しても載っていなかったので、私がむかしロンドンで印刷関係ので調べた記憶から、「読み方はたしか『バージョイス』だった」と書きました。 同じ「bourgeois」という単語ですぐに思い浮かべるのが「ブルジョア」なので、発音はそれで良いのかどうかというご指摘があり、オンラインで検索したら、便利なもんですね、ありました。 印刷用語としての「bourgeois」は、綴りは同じでも発音が違うようで、「バージョイス」です。 こちらの「bourgeois 2」をご覧ください。 もともとは人の名前らしい。人の名前を別の国で発

    発音についての話(1) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
  • 熟練の職人 S さん | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    同僚の S さんが先月で定年退職した。ちなみに、ドイツでは「定年退職になった」という哀愁ただよう言い方をせず、「年金を受給する」といいます。 S さんは14歳のときに D.Stempel 活字鋳造会社に入って、ライノタイプになってからは IKARUS システムのエンジニア。51年間活字と共に働いてきて、退職の直前まで、書体の品質チェックを厳しくやっていました。 その S さんと、退職の3日前くらいに、会社の給湯室で立ち話。 器置き場の引き出しに以前からあるのを知っていた、D.Stempel 社の刻印のあるフォークを取り出して、「これどうしたの」って聞いたら、D.Stempel 社がやめるときになんでもかんでも持ってきたらしい。カーテンまで。 「Stempel 社は家庭的な会社でよかったよ」とも言っていた。

    熟練の職人 S さん | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
    satoschi
    satoschi 2010/03/08
    『D.Stempel』刻印のフォーク。フォークにも歴史あり。
  • マインツのクリスマス市、飾り付け始まる | 小林章のドイツ日記2

    きのう、イギリスやアメリカからのお客さん数人といっしょに、朝9時から午後3時まで会社のなかでみっちり会議でした。私も制作中の書体について報告。午後3時からは車数台に分乗してマインツへ。グーテンベルク博物館に行って42行聖書を拝観しました。 この機械は、グーテンベルク博物館にある「ライノタイプ自動鋳造植字機」です。つまりうちの会社の活字時代の主力製品。キーボード入力と鋳込みの短いデモンストレーションをやってくれました。 博物館のあと、マインツの街のガイドツアー。昔のマインツの街の話や建物についての話がけっこう面白かった。私の同僚のドイツ人も知らなかったような話も。 日からもどって2週間ずっと雨続きだったドイツも、やっと晴れました。この写真はガイドツアーでぐるっと回っているときに撮ったもの。これは大聖堂。

    マインツのクリスマス市、飾り付け始まる | 小林章のドイツ日記2
    satoschi
    satoschi 2009/11/22
    自動鋳造植字機の銘板のパテントの「OESTERREICH‐UNGARN」、何か妙に感慨深いなあ…。
  • ロンドンの活字博物館 | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    もちろん、活字のできる行程とかモノタイプの仕組みとかもデモンストレーション付きで見せてくれるんで、カリグラファの友人たちにはそちらの方がウケがよかったみたいですが、個人的に一番テンションの上がったのが、Stephenson & Blake (スティーブンスン・アンド・ブレイク)の活字のパンチ(父型、または種字)やマトリックス(母型)倉庫です。これは私がこの博物館を10年くらい前に見学したときにはなかったけど、その後スティーブンスン・アンド・ブレイク社がやめちゃってから引き上げてきたものだそうです。 じつは私は1993年ころにスティーブンスン・アンド・ブレイク社に直接行って、その時はまだ細々と営業を続けていた同社の社長の案内付きでこの倉庫を見ているわけですから、この棚たちとはこれで二回目の対面になります。無事でよかった。 スティーブンスン・アンド・ブレイク社で、社長と一緒に倉庫に行くときに、

    ロンドンの活字博物館 | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
  • ツァップさん宅と活版印刷工房を訪問 | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    ロンドンのホテルからの更新です。いま一週間の休暇をとっています。なのでごく簡単な報告です。 日から嘉瑞工房の高岡重蔵先生・昌生さん親子とデザイナーの立野さんが遊びに来ていて、ドイツでの3日間はうちに泊まっていただいて、3月24日にいっしょにロンドンまで来ました。 ドイツでは、3月22日の日曜にヘルマン・ツァップさん宅を訪問しました。そこで3時間、どんなことを話したか、それはもう、このブログでは書ききれない。いずれまとめる機会をつくって、そこでちゃんと書きます。 翌23日には 映画『Helvetica』の冒頭のシーンで登場するマンフレット・シュルツさんの工房を見学。活字を一拾って Helvetica と組んで印刷するあの人です。あの映画の冒頭のシーン、じつに良いですよね。 マンフレットと私はその映画が縁で友達になったんです。工房はいま資金難で、これまでやっていた定期的なワークショップ

    ツァップさん宅と活版印刷工房を訪問 | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
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