「Adobe-Japan1異体字シーケンス登録の公開レビューに突っ込んでみる」の続き。前回のエントリは「とりあえず、1画程度の違いであれば包摂可能と見なす」という方針だったが、今回は「辺」の異体字における「1画程度の違い」について見てみる。あまり自信はない。 「辺」の異体字には「邊」の仲間と「邉」の仲間がある。異体字シーケンスの提案は下図の通りだが、これらすべてのグリフがUnicodeの包摂規準の範囲内だと言えるだろうか。 まず、分節単位を整理してみる(下図)。A:しんにょうの点の数。B:右上の要素の横画の接触。C:右上の要素が「自」か「白」か。D:右上の要素の縦画がワカンムリまで伸びるか。E:ウカンムリかワカンムリか。F:冠の下の要素が「ル」か「八」か「ハ」か。 このうちA、B、D、Fは包摂でよさそう。また、Dの「ウ/ワ」についてはU+7C69など包摂の例がある(下図はISO/IEC 1
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