タグ

ブックマーク / karafuneya.exblog.jp (4)

  • 印刷見聞録|からふね屋|京都 : 印刷用紙事典 その5「アート紙」

    京都の印刷会社、からふね屋のブログです。現在主流のオフセット印刷の他に、美術印刷や複製印刷にも対応できる様々な印刷をご提供しております。巷では欲の秋、とともに美術の秋、芸術の秋とも言われますが、美術館や博物館、それにギャラリーなどもたくさんある京都でもこの秋も様々な美術・芸術系のイベントが目白押しです。 という訳で今回の印刷用紙事典のテーマは「アート紙」です。 今ほど美術印刷向けの紙のバリエーションが豊富ではなかったふた昔前ぐらいまでは、写真集や画集、それに展覧会の図録など美術文やポスターといえばアート紙がほとんどでした。 アート紙とは、上質紙をベースに光沢を与えるグロス系の塗料を塗布した用紙のことで、両面の塗工量が40g/m2前後のものをA1アート紙、20g/m2前後のものをA2コート紙と呼びます。つまりアート紙とコート紙の違いは光沢を与えるために塗布された塗料の厚みの差です。当

  • 印刷見聞録|からふね屋|京都 : 印刷用紙事典 その4「和紙」

    京都の印刷会社、からふね屋のブログです。現在主流のオフセット印刷の他に、美術印刷や複製印刷にも対応できる様々な印刷をご提供しております。今回のテーマは和紙です。 洋紙が大きなメーカーでナショナルブランド的に生産されるのに対し、和紙は、全国の産地に点在する比較的小規模なメーカーや家庭内手工業的な生産者がそれぞれ独自に生産しています。 したがって地域ごとにブランド化されており、主な産地である、越前和紙や、土佐和紙、美濃和紙などのほか非常にたくさんの産地ごとにいろいろな和紙が存在します。 主な和紙の産地(Wikipediaより) http://ja.wikipedia.org/wiki/和紙#.E7.94.A3.E5.9C.B0.E3.81.A8.E5.92.8C.E7.B4.99 ただ意外と和紙の定義はむずかしく、現に製法や原材料は伝統的な和紙のものを使っていても海外で生産されているものもあり

  • 印刷見聞録|からふね屋|京都 : 印刷用紙事典 その3 「ミラーコート紙(キャストコート)」

    京都の印刷会社、からふね屋のブログです。現在主流のオフセット印刷の他に、美術印刷や複製印刷にも対応できる様々な印刷をご提供しております。今回取り上げた「ミラーコート」という名称も、前回取り上げた「ユポ」と同様に実は一般名称ではなく王子製紙がもつ商標で、一般名称としては「キャストコート紙」と呼ぶのが正しいのですが、印刷業界でもほぼキャストコートの代名詞としてミラーコートが広く使われています。 キャストコートというのは、アートやコートと同じく塗工印刷用紙に分類されますが、製造過程で塗料が乾かないうちに加熱とともに平滑なドラムを押し当てることによって強光沢で高平滑に仕上げられた紙のことです。結果、加工された表面は鏡のようにピカピカ光っていることから、ミラーコートという名称がぴったりくるためこの名前が大きく普及したものと考えられます。 高光沢であることで紙に高級感を与えるとともに、高平滑であること

  • 印刷見聞録 : CMYKからRGBへ

    京都の印刷会社、からふね屋のブログです。現在主流のオフセット印刷の他に、活版印刷、シルクスクリーン印刷など、様々な印刷をご提供しております。些か旧聞に属しますが、4年に一度開かれる世界最大の総合印刷機材展「drupa=ドルッパ」が今年の5月にドイツのデュッセルドルフで開催されました。 ドルッパは近い将来の印刷界の技術動向や方向性を示す展示会という性格が強いと常々言われているのですが、今回のドルッパは「インクジェットドルッパ」と呼ばれ、従来の大判ロールプリンタなどに収まらず、枚葉印刷、ラベル・シール、新聞輪転など印刷のあらゆる分野で開花したインクジェット技術が競うように紹介されました。 この分だと次回のドルッパでは、現在のオフセット印刷の品質にほぼ近い製品が数多く出てくることが予想されています。 ということはひょっとすると5〜10年後ぐらいには、昔オフセット印刷が活版印刷を駆逐していったよう

    satoschi
    satoschi 2008/08/21
    うむむ。
  • 1