訓令式ローマ字は昭和5年の文部省臨時ローマ字調査会の答申を受け、昭和12年9月21日内閣訓令第三号によって公布された、日本で公式に認められている方式であり、現在でも教育現場で教えられているものだ。言うまでもないが、訓令式で表記したローマ字は正しい(ここが細かい)。あの若手芸人は決して間違ってはいないのだ。 一方のヘボン式は、ジェイムズ・カーティス・ヘボンが1867年(慶応3年)に「和英語林集成」で主張した方式であり、表記がより発音に近くなるようにアレンジされたもののようだ。現在パスポートではこの表記法で書くことになっており、これまた正しい表記法である(余談ながら、ヘボンとはオードリー・ヘップバーンのヘップバーンと同じ綴り。言い方が違うだけ)。 この他、訓令式のうち一部の表記が変わっている日本式や、新しい試みである99式などもあるが、ここでは触れない。 訓令式とヘボン式、どちらが「正し