Q. 83JIS漢字で、「摑」が「掴」、「瀆」が「涜」のように変更されていますが、それはなぜですか。 A. 83JISすなわちJIS C 6226-1983はさまざまな変更を行いました。 まず、常用漢字表(1981年、35年間続いた当用漢字表が廃止され、常用漢字表が新たに内閣訓令として告示)、人名用漢字別表に合わせて次のような字体変更、追加を行いました。 常用漢字表をもとに、26字について「」を「棚」、「」を「泡」のように例示字形を変更。 人名用漢字別表をもとに「堯」「槇」「遙」「瑤」の4字については簡略字体の「尭」「槙」「遥」「瑶」を追加。 変更はこれだけにとどまらず、政令漢字(常用漢字表、人名用漢字別表)以外にもおよびました。 「鷗」が「鴎」、「摑」が「掴」、「瀆」が「涜」のような字体変更を269字について行う。 「壺」と「壷」、「檜」と「桧」のような異体字関係にあ