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神経細胞 シナプスの検索結果1 - 40 件 / 181件

  • 天才社会学者がやっていた。大量アウトプットを可能にする驚異のメモ術「ツェッテルカステン」って知ってる? - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

    Niklas Luhmann(ニクラス・ルーマン)というドイツの社会学者は、メモにとったアイデアや情報を十分に活かし、クオリティの高い本や学術論文を大量に発表したそうです。その背景には、ツェッテルカステンと呼ばれるメモ術が存在したのだとか。今回は、そのツェッテルカステンの基本的なやり方と、筆者が実践してわかったことを紹介します。 ツェッテルカステンというメモ術が、天才社会学者の大量アウトプットを支えた ツェッテルカステンの特徴は、脳の神経細胞によく似ていること すぐ始められる、ツェッテルカステンのやり方 ツェッテルカステンは勉強にも役立つ ツェッテルカステンをやってみた感想 ツェッテルカステンというメモ術が、天才社会学者の大量アウトプットを支えた ツェッテルカステン(Zettelkasten)とは、単一のアイデアや情報が書かれた個別のインデックスカード(標準サイズにカットされた紙)で、情報

      天才社会学者がやっていた。大量アウトプットを可能にする驚異のメモ術「ツェッテルカステン」って知ってる? - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
    • 統合失調症 “原因の1つは自身の抗体が関わっている可能性” | NHK

      統合失調症を発症する原因の1つとして、自身の抗体が関わっている可能性があることをマウスを使った実験でつきとめたと東京医科歯科大学のグループが発表しました。 この研究成果は、東京医科歯科大学の塩飽裕紀 助教などのグループが発表しました。 統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が出る病気で、およそ100人に1人が発症するとされます。 グループでは、統合失調症の患者220人余りを対象に血液などを詳しく調べたところ、およそ5%の患者に脳の神経細胞のシナプスにある「NCAM1」と呼ばれるたんぱく質に対する抗体が見つかり、この抗体が脳の情報伝達を妨げている可能性があることをつきとめました。 さらに、この抗体をマウスに投与すると脳のシナプスが減少したり、大きな音に過敏に反応したりするなど統合失調症のような症状が出ることを確認したということです。 グループによりますと、統合失調症の発症にはさまざまな仕組みが関

        統合失調症 “原因の1つは自身の抗体が関わっている可能性” | NHK
      • 「ダイオウイカが非常に高い知能を持っている可能性」がゲノム解析で示される

        by Ryan Somma ダイオウイカ(学名:Architeuthis dux)は世界最大級の無脊椎動物で、触腕を含めると6.5mにも達する巨大なイカです。そんなダイオウイカが非常に複雑で高度に進化した脳を持っていることが、最新のゲノム(塩基配列)解析で判明しました。 draft genome sequence of the elusive giant squid, Architeuthis dux | GigaScience | Oxford Academic https://academic.oup.com/gigascience/article/9/1/giz152/5697198 Unprecedented gene study suggests giant squids may be massively intelligent | Inverse https://www.inv

          「ダイオウイカが非常に高い知能を持っている可能性」がゲノム解析で示される
        • ディープラーニング(Deep Learning)の歴史を振り返る - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

          先日Quora日本語版でこんな回答を書いたのですが、ついでなので少し文脈情報を付け足してブログの方に再録することにしました。理由は単純で、このブログでディープラーニングの歴史についてまとめた記事を今まで書いてきたことがなく、そしてブログ記事にした方がより認識違いや調査不足などについての指摘をもらいやすいと思われたからです。ということで、以下の説明に関してツッコミがあれば是非コメント欄などにお寄せくださいm(_ _)m (A Neural Network Playground) ディープラーニングを語る上で、その前史であるパーセプトロン、そして(人工)ニューラルネットワークの話題は欠かせません。以下大まかに説明していきましょう。(※歴史解説中では敬称略、各種用語は原則カナ表記*1) パーセプトロンの登場 ミンスキーによる批判と第1の冬の時代 誤差逆伝播学習則と中間層を用いたニューラルネットワ

            ディープラーニング(Deep Learning)の歴史を振り返る - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
          • うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ

            それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。本書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは脳のなかの端役にすぎないと考えられていた。脳内の情報伝達を担うニューロンや、そのつなぎ役を務めるシナプスといった綺羅星たちと比べると、それが果たす役割はごく些末なものだと考えられていたのである。ところが近年、そうした見方は大きく変わりつつある。ミクログリアは脳のなかできわめて重要な役割を果たすとともに、それが誤作動を起こすと、わたしたちの健康に甚大な被害が生じることがわかってきたのだ。後者の例を言えば、うつ病や不安障害、あるいはアルツハイマー病なども、ミクログリアの誤作動と関係しているという。 本書は、ミクログリアが脚光を浴びるに至った経緯と現状を物語るものである。そしてそのストーリーは、ふたつの糸が撚り合わさった形で進行す

              うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ
            • 「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」…日本の野菜は本当に安全か? | 文春オンライン

              日本で使われている農薬の出荷額でもっとも多いのが除草剤のクリホサートだが、その次が有機リン系農薬、そしてネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)と続く。 有機リン系は80年代に登場した農薬で、ADHD(注意欠陥・多動性障害)との関係が問題になって各国が禁止したが、日本では今もよく使われている。ネオニコはその後に登場した最新の殺虫剤で、今ではお茶や果実をはじめ、ほとんどの野菜に使われ、検査すると必ず検出されるというポピュラーの農薬である。 ミツバチの大量死から明らかになった人間への毒性 この殺虫剤薬の特徴は、昆虫の中枢神経を狂わせて殺してしまう神経毒性にある。当初、昆虫には強く作用し、人間には毒性が低いので安全だと言われた。ところが、ミツバチの大量死に関係しているらしいと分かって注目が集まり、多くの人が研究を続けるうちに、ここ数年、人間にも毒性があることが明らかになってきたのだ。 ネオニコはミツバ

                「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」…日本の野菜は本当に安全か? | 文春オンライン
              • 「ITエンジニアこそ筋トレをやるべき理由 徹底解説(With Google Cloud)」というタイトルで登壇しました。 #devio2023 | DevelopersIO

                「ITエンジニアこそ筋トレをやるべき理由 徹底解説(With Google Cloud)」というタイトルで登壇しました。 #devio2023 ブログでは登壇の一部をご紹介します。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。日頃から、筋トレというなの「パッチ」を身体のセキュリティとして充てがいましょう。 資料 ※資料の訂正 ちなみに、jast do itはウケ狙いのための施策であり、実際にはjust do itになります。 CGE → GCEになります。(Google Cloudで使用できるVMサービスのこと) 関連ブログ Dev.IO岡山編ブログも投稿しているのでご覧ください。(こちらはGoogle Cloud × Azureです) 「Cloud IdentityとAzure ADの基礎を比較」というタイトルで登壇しました Vol1 #devio23 なぜ筋トレ×ITセッションを選んだ

                  「ITエンジニアこそ筋トレをやるべき理由 徹底解説(With Google Cloud)」というタイトルで登壇しました。 #devio2023 | DevelopersIO
                • テレ東 今度は民放初「赤ちゃん向け番組」松丸友紀アナら部局の垣根越え異例のP5人態勢 世界展開も視野(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

                  「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」など異色のコンテンツを生み出し続けるテレビ東京が、今度は民放初の「赤ちゃん向け番組」を制作、放送することが10月31日、分かった。0~2歳の乳幼児をメインターゲットにした「シナぷしゅ」(12月16~20日、前7・35)。0~2歳児を対象にした番組はNHKが1996年からEテレ「いないいないばあっ!」(月~金曜前8・25)を放送しているが、民放としては初の試み。視聴率の対象外だからと、これまで民放が手を出さなかった知育番組の領域に挑む。 【写真】声優に挑戦、激しく体を動かす松丸友紀アナ 「赤ちゃんにテレビやスマホの動画は見せていいのか?」――。疑問を持った育児奮闘中のテレ東社員が「赤ちゃんにも良質な動画コンテンツを提供したい!」と“赤ちゃんプロジェクト”を始動。コンテンツ統括局編成統括部の飯田佳奈子氏を中心に、制作局のみならずアナウンス部やビジネスセクシ

                    テレ東 今度は民放初「赤ちゃん向け番組」松丸友紀アナら部局の垣根越え異例のP5人態勢 世界展開も視野(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
                  • 金子勇さんのED法を実装してMNISTを学習させてみた - Qiita

                    追記:続きを書きました。 はじめに 先日以下の記事が投稿され、その斬新な考え方に個人的ながら衝撃を受けました。 内容をざっくり言うと、ニューラルネットワークの学習を現在の主流であるBP法(誤差逆伝播法)ではなく、ED法(誤差拡散法)という新しい学習手法を提案しているものです。 もし記事の内容が本当ならニューラルネットワークの学習がO(1)でできてしまう事になり、まさしく革命が起きてしまいます。 (結論からいうと速度面はそこまででもなかったです(それでも早くなる可能性あり)) (ただこの新手法のポテンシャルは革命を起こす可能性は秘めているといっても過言ではありません) ED法に関してネットを探すとインターネットアーカイブに情報が少し残っていました。 このページですがED法のサンプルプログラム(C言語)が残っており、このサンプルプログラムをベースにpythonで書き起こしたものが本記事となりま

                      金子勇さんのED法を実装してMNISTを学習させてみた - Qiita
                    • AIの歴史と現在の問題 - デマこい!

                      ジョン・ヘンリーの教訓 19世紀の都市伝説に「ジョン・ヘンリー」という人物がいます[1]。 彼は屈強な肉体労働者で、ハンマーを振るって岩に穴を開ける達人でした。ところが蒸気機関で動くドリルの登場により、彼は失業の危機に瀕します。そこで彼は、人間は機械よりも優れていることを示すために、穴開け競争で蒸気ドリルに戦いを挑んだというのです。 伝説によれば、ジョン・ヘンリーは(驚くべきことに)僅差で勝利を収めたとされています。しかし、あまりにも肉体を酷使したために、勝利の直後にその場で倒れて帰らぬ人になりました。周囲の野次馬たちは言いました。「彼は人間らしく死んだ」と。 この逸話から得られる教訓は何でしょうか? 「機械と競い合うのは命にかかわる」とか「バカバカしい」とかではないと私は思います。それはあまりにも表層的な解釈です。生成AIが躍進する現在、ジョン・ヘンリーは遠い過去の伝説ではありません。現

                        AIの歴史と現在の問題 - デマこい!
                      • AIの権威すら「生成AI」を恐れるのは、意識を生み出す「創発」が起きているから

                        1963年、群馬県生まれ。作家・ジャーナリスト、KDDI総合研究所・リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭を執った後、現職。著書に『ゼロからわかる量子コンピュータ』『仕事の未来~「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実』『AIの衝撃~人工知能は人類の敵か』『ゲノム編集とは何か~「DNAのメス」クリスパーの衝撃』(いずれも講談社現代新書)、『「スパコン富岳」後の日本~科学技術立国は復活できるか』(中公新書ラクレ)、『ゲノム編集から始まる新世界~超先端バイオ技術がヒトとビジネスを変える』(朝日新聞出版)、『AIが人間を殺す日~車、医療、兵器に組み込まれる人工知能』

                          AIの権威すら「生成AI」を恐れるのは、意識を生み出す「創発」が起きているから
                        • コロナ後遺症の「ブレインフォグ」 シナプスの破壊が一因か ナショナルジオグラフィック - 日本経済新聞

                          スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学者たちが、脳オルガノイド(実験室で培養した小型の脳組織)に新型コロナウイルスを感染させたところ、神経細胞(ニューロン)間の結合部である「シナプス」の破壊が促進されることが分かった。2022年10月5日付けで学術誌「Molecular Psychiatry」に発表された。この発見は、新型コロナウイルスがどのようにして中枢神経系に侵入し、病気を引き起こすかにつ

                            コロナ後遺症の「ブレインフォグ」 シナプスの破壊が一因か ナショナルジオグラフィック - 日本経済新聞
                          • 確実に覚えたい人向け。記憶定着に効く “繰り返し学習” にメモ術「ツェッテルカステン」が役立つワケ - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                            記憶の定着には、「反復学習」および「想起テストを繰り返すこと」が役立つそうです。つまり、インプットにしろアウトプットにしろ、繰り返すことは脳へのアプローチとして最適だということ。 そうした事実をふまえ、ドイツの社会学者が多用していたメモ術「ツェッテルカステン」を、繰り返しの学習用にアレンジしてみました。 なぜ「繰り返し」が脳へのアプローチとして最適なのか 1. 反復学習について 2. 想起テストの繰り返しについて なぜ想起テストを繰り返すと記憶が強化されるのか? ツェッテルカステンが役立つワケ ツェッテルカステンで繰り返し学習をやってみた なぜ「繰り返し」が脳へのアプローチとして最適なのか なぜ繰り返すことが脳へのアプローチとして最適なのか、少し探ってみましょう。 1. 反復学習について 東京大学薬学部教授の池谷裕二氏によると、外から入ってきた情報は、まず耳の奥にある脳の海馬が、生存に不可

                              確実に覚えたい人向け。記憶定着に効く “繰り返し学習” にメモ術「ツェッテルカステン」が役立つワケ - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                            • 脳をフル活用するとカロリーが大量に消費されるというのは本当か?

                              by Pete Linforth 過去の研究により、「脳がストレスを受けると通常よりも12%も多くのグルコースを必要とする」ことが判明していますが、「ブドウ糖(グルコース)を唯一のエネルギー源とする脳を酷使したら一体どれほどのカロリーが費やされるのか?」という疑問について、科学系ニュースサイトLive Scienceが追究しています。 How Many Calories Can the Brain Burn by Thinking? | Live Science https://www.livescience.com/burn-calories-brain.html 1984年に開催されたチェスの世界選手権のタイトルマッチは、ソビエト連邦出身の棋士であるアナトリー・カルポフ氏の「衰弱」を理由に突如として中止されました。カルポフ氏の体重は大会期間中に10kg以上も落ちており、そのやつれ方は大

                                脳をフル活用するとカロリーが大量に消費されるというのは本当か?
                              • 脳は新しいことがお好き!? 「頑張りすぎて疲れた脳」はこうすれば回復する - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                「やる気が起きない」 「朝、なかなか起きられない」 「人と関わるのが億劫」 「仕事をしたくない」 思い当たる方は、もしかしたら「燃え尽き症候群」かもしれません。 燃え尽き症候群は、パフォーマンスや自己肯定感の低下を招くリスクがあり、仕事にもプライベートにも悪影響を及ぼします。今回は、「燃え尽きそう」あるいは「燃え尽きてしまった」人が回復する方法をご紹介します。 「燃え尽き」は脳の状態を変えてしまう それまでモチベーションを高く保っていた人が突如としてやる気を失ってしまう「燃え尽き症候群」には、さまざまな原因が存在します。 燃え尽き症候群に関する研究の第一人者でもある、カリフォルニア大学のクリスティーナ・マスラッチ教授いわく、「個人が職場に対して感じるミスマッチが燃え尽きの原因となりうる」とのこと。仕事に関する次の6つの要因うち、1つでも違和感を覚えるものがあったら要注意だそうです。 価値観

                                  脳は新しいことがお好き!? 「頑張りすぎて疲れた脳」はこうすれば回復する - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                • 深層学習入門 ~基礎編~ - Qiita

                                  対象者 深層学習について勉強始めたいな〜って考えている人向け。 いきなりライブラリを利用して何か作るのも手ですが、やっぱりちゃんと理解するには「車輪の再発明」しないといけませんね〜 本記事は深層学習の基礎理論メインですが、できるだけ数式を少なくして図メインでざっくり説明します。 実装などは次回以降順番にやっていこうと思います。 次回の記事はこちらです。 目次 深層学習とは ニューロンモデル レイヤーモデルとニューラルネットワークモデル 活性化関数 シグモイド関数(sigmoid) tanh関数 ReLU関数 ソフトマックス関数(softmax) 計算グラフ 足し算の計算グラフ 掛け算の計算グラフ 割り算の計算グラフ 指数関数の計算グラフ 底がネイピア数の指数関数の計算グラフ 対数関数の計算グラフ 底がネイピア数の対数関数の計算グラフ sigmoid関数の計算グラフ sigmoid関数の順伝

                                    深層学習入門 ~基礎編~ - Qiita
                                  • 脳の「特に役割がない」と思われていた細胞には隠れた力が秘められていた

                                    by iLexx グリア細胞とは、神経系を構成する細胞の内、神経細胞(ニューロン)ではない細胞の総称です。長い間、神経細胞を保持するのが主な役割だと考えられてきたグリア細胞ですが、多くの研究によりグリア細胞自身も重要な役割を果たしていることが分かってきました。 Glial Brain Cells, Long in Neurons’ Shadow, Reveal Hidden Powers | Quanta Magazine https://www.quantamagazine.org/glial-brain-cells-long-in-neurons-shadow-reveal-hidden-powers-20200127/ グリア細胞は、細胞の表面から突き出た無数の突起が複雑に絡み合っており、一見すると細胞には見えません。そのため、発見された当初は細胞ではなく、ニューロンを支持するための

                                      脳の「特に役割がない」と思われていた細胞には隠れた力が秘められていた
                                    • 昆虫の持つ驚異の知能を技術で生かす――生物が進化で獲得した能力を活用して、持続可能な地球を | Think Blog Japan

                                      オスのガ(蛾)が、メスの出すフェロモンの匂いをどこまでも追って行く――ファーブル「昆虫記」の中の有名な実験である。 それから120年。東京大学先端科学技術研究センター所長の神崎亮平教授のチームは、昆虫が進化により獲得した知能(生物知能)を再現して活用するため、カイコガの脳の精密な神経回路モデルをスーパーコンピューターに再現した。そして昆虫自身が操縦するロボットや、脳が作り出す信号でフェロモンを追うロボット「サイボーグ昆虫」を作り出した。 昆虫の脳は、人の100万分の1しかない。にもかかわらず、何kmも離れた匂いに向かってまっしぐらに素早く行動する。移動中に衝突をすることもない。その驚きの能力を生かそうというわけだ。神崎教授らはさらに、昆虫が持つ匂いを検出する触角のしくみを再現することにより、特定の化学物質を検出しそれを探し出すカイコガ「警察昆虫」や、特定の匂いを検出するとピカッと光る細胞「

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                                      • 死にゆく脳で発生する劇的な変化「死の波」とは?

                                        無酸素状態に陥ったラットの脳波を解析する研究により、死に向かいつつある脳で起きる臨死体験の実態や、それに続く「死の波」と呼ばれるダイナミックなプロセスの詳細が明らかになったと発表されました。この研究は、脳波がフラットになることが脳機能の不可逆な停止の決定的なサインだとする現代医療の常識に疑問を投げかけるものであると位置づけられています。 Laminar organization of neocortical activities during systemic anoxia - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969996123003613 Brain dynamics of the "wave of death" highlig | EurekAlert! https://www.eure

                                          死にゆく脳で発生する劇的な変化「死の波」とは?
                                        • コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か

                                          ヒトの神経細胞(ニューロン)は、細胞体、長い軸索、クモのような樹状突起で構成される。神経細胞同士の接合部位「シナプス」によって、神経細胞は互いにコミュニケーションをとることができる。(PHOTOGRAPH BY JAMES CAVALLINI, SCIENCE SOURCE) スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学者たちが、脳オルガノイド(実験室で培養した小型の脳組織)に新型コロナウイルスを感染させたところ、神経細胞(ニューロン)間の結合部である「シナプス」の破壊が促進されることが分かった。2022年10月5日付けで学術誌「Molecular Psychiatry」に発表された。 この発見は、新型コロナウイルスがどのようにして中枢神経系に侵入し、病気を引き起こすかについての理解をさらに深めるものだ。ここ2年間で、新型コロナからの回復後も長く持続する神経と行動の問題が報告されてきた。その一つ

                                            コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か
                                          • 頭のキレがよくなり、頭が良くなる8つの方法【頭の回転をよくする】|仕事、勉強、コミュ関係に活かせるスキル - ウミノマトリクス

                                            最終更新日時:   2022年3月4日 この記事は次のような方にオススメの記事です。 頭がいい人ってどういう行動してそういう言動になってるか気になるよね。 頭がいい人や頭がキレキレの人の習慣ってどんな傾向があるんだろう。 わんわん(それって美味しいの?) こんな人におすすめの記事です 仕事を効率的に行ったり、コミュニケーションを円滑に行うために「頭」を鍛えるためにはどうしたら良いのか気になる人。 頭がいい人ってどういうことをしたいるのか気になる人。 頭を冴え渡らせるためにやるべきことって何か気になる人。 アラサー、都内在住ダイエットサラリーマンの海野浩康(  @uminoxhiro)が上記の読者様に向けて執筆しました。 アシスタントの空知瑞夏(  @sorachimizuka)よ!こんな人はこの記事読んだほうがいいかもね! わんわん(飼われてる犬だよ、よかったらこの記事を読んでいってね ◆

                                              頭のキレがよくなり、頭が良くなる8つの方法【頭の回転をよくする】|仕事、勉強、コミュ関係に活かせるスキル - ウミノマトリクス
                                            • 人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説

                                              2012年頃に「ディープラーニング」や「ニューラルネットワーク」が多くの分野で使われるようになってから、人工知能(AI)の分野は目覚ましい発展をみせてきました。「100年以内にAIは人間を超える」と言われることもありますが、AIが人間と同様の「意識」を持つことは将来的に起こりうるのか、神経学者が「意識」と「知能」の違いに言及しつつ解説しています。 Can AI Become Conscious? | News | Communications of the ACM https://cacm.acm.org/news/244846-can-ai-become-conscious/fulltext カリフォルニア工科大学教授であり神経学者でもあるクリストフ・コッホ氏はDNAの二重らせん構造を発見したフランシス・クリックとともに神経科学としての「意識」の研究に取り組んだ人物。またコッホ氏は同じく

                                                人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説
                                              • 実装初心者向けにディープラーニングの全体像、実装手順をわかりやすくまとめてみた - Qiita

                                                対象者 機械学習、ディープラーニングを一通り勉強したが、実装するときにどう関連するのかわからない人。 頭の中を整理したい人。 詳しい数学的な説明はchainerチュートリアルを参照すると良い。 解説内容 ディープラーニングでもっとも一般的な教師あり学習の手順を解説する。また、それに伴う周辺知識を説明する。 ディープラーニングのモデルになったもの ディープラーニングは人の神経細胞における情報伝達の仕組みを真似て作られた。これにより、精度が飛躍的に向上した。 ニューラルネットワークの仕組み ニューロンのモデル化 ニューラルネットワークでは、人間の神経細胞の動きをコンピュータで再現した数式モデルを作る。個々の神経細胞は簡単な演算能力しか持たないが、お互いに繋がり連動することで高度な認識、判断をすることができる。行列や特別な関数の計算をしながら情報伝達の仕組みを数式で再現していく。 ニューロンのモ

                                                  実装初心者向けにディープラーニングの全体像、実装手順をわかりやすくまとめてみた - Qiita
                                                • 人工神経回路による脳の理解はどこまで進んだか - 知識のサラダボウル

                                                  (著) 山拓 神経科学 Advent Calendar 2019の2記事目です。人工神経回路 (Artificial neural network, ANN) を用いた研究により、脳の理解はどこまで進んだか、次に何が調べられるべきなのかということについて解説します。 昨年の年末からhttps://github.com/takyamamoto/BNN-ANN-papersにANNと脳に関する論文リストを作成しており (これは先に研究が出てしまう悲劇が頻発したための措置ですが)、このリストがそのまま参考文献となっています。 本記事は特に(B.A. Richards, T.P. Lillicrap, et al. Nat. Neurosci. 2019)での議論を参考にしています(翻訳ではないです)。 この論文はANNと脳についての研究を先導してきた多くの研究者が共著者となっています(一体どうや

                                                  • 【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                    今週のお題は #わたしのプレイリスト ということで、私の読書プレイリストの中で、すんごい習慣本をご紹介します。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 私の思いは、叶わない。 なんて寂しい事を言っている人はいませんか? 思いは叶います! ただ、その方法を知らないだけなんです! では、どうすればその思いは叶うのでしょうか? 【2.本書のポイント】 原子の中にあるのは「クォーク」と「電子」と「フォトン」の三つです。クオークは物質の素、電子は電気の素、フォトンは光の素になる粒子です。 フォトンは、「電子」と同じ素粒子の一種です。電子と同じように、あなたの中の件市内にもあるし、私たちの周囲にも存在します。もちろん、物体の中にもあります。 長時間思ったり、強く思ったりするほど、フォトンの粒の量が増えていくのです。 時間や空間を変える

                                                      【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                    • 10日連続で深酒すると脳のニューロンがぶっ壊れるという研究結果

                                                      「酒は百薬の長」という言葉はありますが、実際にはアルコールが体にどんな影響を与えるのかは詳しくわかっておらず、記事作成時点でも研究が続けられています。そんなアルコールを連日大量に摂取すると、脳のニューロン(神経細胞)が破壊され、不安を誘発することが実験で確認されました。 Daily alcohol intake triggers aberrant synaptic pruning leading to synapse loss and anxiety-like behavior | Science Signaling https://stke.sciencemag.org/content/13/650/eaba5754 Ten days of binge drinking disrupts neuron connections, causes anxiety and other cogni

                                                        10日連続で深酒すると脳のニューロンがぶっ壊れるという研究結果
                                                      • 自閉症に関わる遺伝子、名古屋大学など特定 - 日本経済新聞

                                                        名古屋大学の木村大樹講師らは、自閉スペクトラム症(自閉症)の患者では神経細胞に関わる遺伝子のグループに変異がみられやすいことを証明したと発表した。日本人の患者と健常者各約300人について、全ての遺伝子を解析して変異の有無を比べた。自閉症に強く関わるとみられる遺伝子を調べれば、症状のメカニズムの解明や診断法への応用が期待できるという。神経細胞の接合部分「シナプス」の機能に関わる遺伝子のグループに

                                                          自閉症に関わる遺伝子、名古屋大学など特定 - 日本経済新聞
                                                        • 京大、記憶が消える仕組みの一端を解明 光とイソギンチャク由来の成分でマウスの記憶を消去

                                                          京都大学の研究チームは、光を使ってマウスの記憶を消すことに成功し、記憶が消える仕組みの一端を解明したと発表した。イソギンチャク由来のタンパク質をマウスの脳に埋め込み、光を当てると記憶が消えていることを確認できたという。 京都大学の研究チームは11月15日、光を使ってマウスの記憶を消すことに成功し、記憶が消える仕組みの一端を解明したと発表した。イソギンチャク由来のタンパク質をマウスの脳に埋め込み、光を当てたところ、マウスの記憶が消えていることが確認できたという。 記憶は脳の一部である海馬で短期的に保存された後、皮質で長期的に保存される。この現象は「記憶の固定化」と呼ばれるが、それを担う細胞活動は解明されていなかった。細胞単位の記憶の現象には、細胞間の神経活動の伝達効率が上昇する「シナプス長期増強」(LTP)があり、記憶は、LTPが誘導された細胞で作られると考えられている。 そのため、LTPが

                                                            京大、記憶が消える仕組みの一端を解明 光とイソギンチャク由来の成分でマウスの記憶を消去
                                                          • 記憶は一体どこに存在するのか?

                                                            by Tumisu 再生力が強いことで知られているプラナリアを使った過去の実験では、頭部を切除しても再生した個体は記憶を保持していることが示唆されています。それでは、「記憶は一体どこにあるのか?」という疑問について、アメリカの科学誌Nautilusが複数の実験や研究の結果から考察しています。 The Bizarre Science of Memory http://nautil.us/blog/memories-can-be-injected-and-survive-amputation-and-metamorphosis ミシガン大学の生物学者で、SF作家でもあったジェームズ・マコーネル教授は、1950年~1960年にかけて行ったプラナリアに関する実験で、一躍有名人となりました。マコーネル教授が行った実験とは、プラナリアにライトの点滅と電気ショックを与える訓練を施してから、プラナリアを切

                                                              記憶は一体どこに存在するのか?
                                                            • 運動が自閉症様行動とシナプス変性を改善する | 東京大学

                                                              薬品作用学教室の小山隆太(准教授)、安藤めぐみ(博士課程2年生)、柴田和輝(研究当時:博士課程3年生)、岡本和樹(研究当時:博士課程3年生)、小野寺純也(博士課程1年生)、森下皓平(研究当時:修士課程2年生)、三浦友樹(研究当時:博士課程3年生)、池谷裕二(教授)らの研究グループは、自閉症モデルマウスを用いて、自閉症の治療における運動の有効性を示しました。。本研究成果は、2019年6月4日付けでCell Reportsオンライン版に掲載されました。 発表概要 自閉症は、社会性障害やコミュニケーション障害を主な症状とする神経発達障害です。自閉症は患者やその家族の生活の質を損ねることが問題となっていました。しかしながら、その発症メカニズムは十分には解明されておらず、根本的な治療法も確立されておりません。 研究グループは、自発的な運動が自閉症モデルマウスにおける自閉症様行動と、脳内シナプス密度の

                                                                運動が自閉症様行動とシナプス変性を改善する | 東京大学
                                                              • 脳を半導体に「コピー&ペースト」するテクノロジーが発表される

                                                                Samsungとハーバード大学の研究者らが2021年9月23日に、脳神経の構造を3次元的にマッピングして半導体上で再現する技術を発表しました。これにより、機械学習や半導体技術、神経科学の分野が大きく発展すると見込まれています。 Neuromorphic electronics based on copying and pasting the brain | Nature Electronics https://www.nature.com/articles/s41928-021-00646-1 Samsung Electronics Puts Forward a Vision To ‘Copy and Paste’ the Brain on Neuromorphic Chips – Samsung Global Newsroom https://news.samsung.com/globa

                                                                  脳を半導体に「コピー&ペースト」するテクノロジーが発表される
                                                                • 自閉症に似た症状 運動すると改善か マウスで実験 | NHKニュース

                                                                  発達障害の一つ、「自閉症スペクトラム障害」に似た症状が出るマウスに運動をさせると症状が改善した、とする研究成果を東京大学のグループがまとめ、新たな治療法の開発につなげたいとしています。 東京大学大学院の小山隆太准教授らのグループは、毛繕いを何度も繰り返すといった自閉症に似た症状が出るマウスを、1か月の間、運動器具で自由に運動させました。 そして運動をさせていないマウスと比較したところ、毛繕いを繰り返す時間はおよそ半分となっていて、症状の改善が確認できたということです。 脳を調べたところ、「シナプス」と呼ばれる神経細胞のつなぎ目のうち、活動が弱いつなぎ目を脳内の免疫細胞が取り除くメカニズムが正常化していたということです。 グループは、運動によってメカニズムが働くようになり、症状の改善につながった可能性があるとしています。 小山准教授は「運動が有効である可能性を示すことができた。将来的に新しい

                                                                    自閉症に似た症状 運動すると改善か マウスで実験 | NHKニュース
                                                                  • 知識ゼロでもわかる!歴史から紐解く人工知能(AI)のこれまでとこれから

                                                                    はじめに本記事は,題名の通り「人工知能 (AI)」のこれまでの軌跡と,展望についてまとめた記事です. 知識ゼロでもわかる,と言っていますが多少の数学的知識があるとより深く内容が理解できるかと思います. なお,上記目次を見ればわかるように,それなりに長いです. 後で読む場合はブックマークにでも入れておいてください. 長編ではありますが,噛み砕いて読みやすいようには頑張って書いていきます. 読み進めていただく前にいくつか注意すべき点があります. 本記事の対象者人工知能について興味はあるけどイマイチ実態がわからない人人工知能について少し知識はあるものの,正直よく分かっていない人人工知能技術を業務で使用したことがあるけれど,歴史とか今後どうなっていくか等「全体像は意外と知らないかも」と思った人理系のことはよくわからないけど,人工知能の雰囲気を掴んでちょっと雑学を増やしたい人筆者について最初に,そも

                                                                      知識ゼロでもわかる!歴史から紐解く人工知能(AI)のこれまでとこれから
                                                                    • 自律的に学習・行動するロボット誕生へ、「脳型コンピューター」研究の現在地 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                                      デジタル変革(DX)化が進む中、膨大なデータを処理し判断する人工知能(AI)の役割が重要さを増している。物質・材料研究機構の研究グループは、脳の機能をまねた素子や回路で動く「脳型コンピューター」の要素技術を研究し、従来はソフトウエアに使われているAIをハードウエアであるデバイスに組み込もうとする。2050年には新機構を搭載し、自律的に学習や行動ができるロボットが登場するかもしれない。(冨井哲雄) 【演算処理不要】 深層学習に使うAIはプログラムに沿って数値計算の値を得るなどソフトでの活用を重視しており、ハードはデータの保存などAIには直接関与しない。 AIの利用には膨大なデータの計算が必要だが、AIの性能向上とともにその計算量も増え、将来はコンピューターの性能が限界を迎えると考えられている。そこで量子コンピューターの実現が期待されているが、現状では小型化や室温動作などに課題がある。 一方、

                                                                        自律的に学習・行動するロボット誕生へ、「脳型コンピューター」研究の現在地 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                                      • “精神疾患と関連の遺伝子 脳神経細胞の発達に影響”研究発表 | NHK

                                                                        さまざまな精神疾患などに関連しているとされ、これまで詳しい働きが分かっていなかった遺伝子が脳の神経細胞の発達に影響を与える仕組みをマウスを使った実験でつきとめたと国立精神・神経医療研究センターなどのグループが発表しました。 この研究は、国立精神・神経医療研究センターの星野幹雄部長などのグループが国際的な科学雑誌に発表しました。 グループでは、ダウン症との関連や統合失調症などの精神疾患との関連が指摘され、これまで詳しい働きが分かっていなかった「DSCAM」という遺伝子に注目し、この遺伝子を人工的に働かなくさせたマウスにどのような影響が出るかを調べました。 その結果、遺伝子が働かないマウスでは、小脳の神経細胞で、シナプスから放出された余分な神経伝達物質が効率よく吸収されず、過剰に残ってしまうことでシナプスの発達が妨げられていることが分かったということです。 グループによりますと、この遺伝子は特

                                                                          “精神疾患と関連の遺伝子 脳神経細胞の発達に影響”研究発表 | NHK
                                                                        • 人工的なたんぱく質を注射で神経機能を回復 マウス実験で成功 | 医療 | NHKニュース

                                                                          人工的に作り出したたんぱく質を注射することで、切れてしまった神経の機能を回復させることに、慶應義塾大学などのグループが、マウスを使った実験で成功したと発表しました。グループでは「安全性や効果についての確認をさらに進め、脊髄損傷やアルツハイマー病などの治療薬開発につなげたい」と話しています。 この研究は、慶應義塾大学の柚崎通介教授と愛知医科大学などのグループが行ったものです。 グループは、神経細胞が情報を伝達する「シナプス」と呼ばれる部分で、神経細胞どうしを結び付ける特殊な分子に注目し、この分子を元に「CPTX」という人工的なたんぱく質を合成しました。 そして、脊髄損傷のため後ろ足がまひして歩けなくなったマウスに、このたんぱく質を注射したところ、2か月ほどで、まひしていた後ろ足の動きが、正常なマウスの8割程度まで改善し、歩けるようになったということです。 また、脳の神経が損傷するアルツハイマ

                                                                            人工的なたんぱく質を注射で神経機能を回復 マウス実験で成功 | 医療 | NHKニュース
                                                                          • スウ・マルケス「鉛を根絶する」(2021年5月20日)

                                                                            Burying the lead Words by Sue Márquez 20th May 2021 Issue 4 鉛中毒が、脳に損傷を与え犯罪の悪化をもたらすことは、何十年も前から研究者達には知られていたが、何百万人ものアメリカ人はいまだに鉛汚染された水を毎日飲んでいる。この問題を解決する方法を紹介する。 バイデン政権による新しいインフラ投資法案に関心が集まっている。関心のほとんどは、全米を高速鉄道で横断する計画や、高速ブロードバンドを全世帯に普及させる計画などだ。しかし、ほぼアメリカ全土で、水道管の交換に450億ドルを投じることは、あまり注目されていない。これは他の多くの法案に比べて派手さはない。しかし、アメリカ人の長期的な幸福、国の繁栄に最大の利益をもたらすのはこの法案だろう。 鉛汚染が健康に悪影響をもたらすことは、何十年も前から知られてきている。鉛汚染は人々のIQを低下させ、犯

                                                                              スウ・マルケス「鉛を根絶する」(2021年5月20日)
                                                                            • 東大などが新型コロナ感染ハムスターの脳の変化を調査、認知機能や記憶に影響の可能性

                                                                              東京大学(東大)と杏林大学は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染後のシリアンゴールデンハムスターの嗅上皮と脳の組織を解析し、嗅上皮での嗅神経細胞と炎症細胞、脳での炎症細胞やシナプスの形態変化を明らかにしたと発表した。 同成果は、米・テキサス大学 医学部ガルベストン校 病理学の岸本めぐみリサーチアソシエイト(現・東大 医学部附属病院(東大病院)耳鼻咽喉科・頭頸部外科 医師)、同・ガルベストン校 耳鼻咽喉科の浦田真次博士研究員(現・東大病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教)、東大大学院 医学系研究科 外科学専攻 耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学の近藤健二准教授(東大医学部 附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科兼任)、同・山岨達也教授(同・兼任)、杏林大 保健学部 臨床検査技術学科の石井さなえ准教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Repor

                                                                                東大などが新型コロナ感染ハムスターの脳の変化を調査、認知機能や記憶に影響の可能性
                                                                              • AIの基礎知識 AIプロセッサーの昨今 (1/3)

                                                                                前回のCentaurのCHA+Ncoreが意外に受けたようだ。VIAというかCentaueがまだx86を手掛けているという話もさることながら、AVX-32768のインパクトがそれなりにあったのではないかと思われる。などという話を編集部としていると、AI向けプロセッサーはもっとぶっ飛んだモノが多いということから、「ではAIプロセッサーを解説しましょう」ということで話がまとまった。 実は前回も説明なしにAI用語(学習/推論やネットワーク、ウェイト、活性化関数など)を紹介しているのだが、このあたりをきちんと説明した機会はASCII.jpでもあまりないようなので、まずは基礎知識を解説するところから始めたい。 意外と古いAIの生い立ち そもそも論になるのだが、AIとはなにか? と言えば、大本で言えば人間の思考にあたるものをコンピューターで実現する、という取り組みである。 AI(Artificial

                                                                                  AIの基礎知識 AIプロセッサーの昨今 (1/3)
                                                                                • カオスを用いた脳型ベイズ計算モデル

                                                                                  理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター 数理脳科学研究チームの寺田 裕 基礎科学特別研究員(研究当時)と豊泉 太郎 チームリーダーの研究チームは、神経ダイナミクスのカオス[1]を用いて、環境状態の推定を行う脳型のベイズ計算[2]機構を提案しました。本研究成果は、脳の情報処理メカニズムの原理の解明、特に神経活動のダイナミクスを用いた推論の理解に貢献すると考えられます。また、脳を模倣したニューロモルフィック計算機[3]など人工知能や機械学習への応用も期待されます。 今回、研究チームは、神経細胞間の情報伝達を担うシナプス結合[4]の効果で生じる神経活動のカオスに着目しました。提案した脳の神経回路[5]のモデルでは、感覚入力がたとえ一定であっても、シナプス結合による神経細胞間の相互作用を使って時間とともに揺らぐ神経活動を積極的に生成します。このように生成された神経活動は微小な変動による誤差が将

                                                                                    カオスを用いた脳型ベイズ計算モデル