著者:林 信行=ITジャーナリスト ついに2008年7月11日,日本でiPhoneの販売が始まる。欧米の携帯電話業界やユーザーに大きな衝撃を与えてきたiPhoneが日本に上陸するのだ。 ニュースは突然やってきた。ソフトバンクは6月4日,同社のWebサイトに,「この度,ソフトバンクモバイル株式会社は,今年中に日本国内において『iPhone』を発売することにつきまして,アップル社と契約を締結したことを発表いたします」という簡単なプレスリリースを掲載した(関連記事)。その発表の約1週間後,サンフランシスコで開催されたアップルの世界開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で,「iPhone 3G」が正式発表された(関連記事)。 日本でのiPhone発売の必須条件だった3G(第3世代携帯電話)への対応は予想通りだが,発表の詳細は驚きの連続だった。 例え