北海道のベンチャー企業が単独で開発・製造した国内初の民間宇宙ロケットは30日午後4時半すぎ、北海道大樹町の発射場から打ち上げられましたが、ロケットからデータが得られなくなったためエンジンを緊急停止する信号が出されました。ロケットは、海上に落下したと見られるということで会社で詳しい分析を進めています。
北海道の社員14人のベンチャー企業がロケット開発に挑んでいる。今春の打ち上げが目標で、成功すれば、民間単独で宇宙にロケットを打ち上げるのは日本初。既製品を使ってコストを抑え、近年増えている小型衛星の打ち上げ受注を狙う。宇宙分野を成長戦略に位置づける国も、民間参入を後押ししている。 「今からロケットエンジンの燃焼実験を行います」 日中でも零下7度の1月下旬の北海道大樹(たいき)町。雪に覆われた平原に拡声機の声が響く。カウントダウンの後、ガレージ風の実験施設から「バーン」という大音響とともに水平に火柱が延びた。 実験をしているのは、町内に本社を置くインターステラテクノロジズ。燃料のエタノールに液体酸素を加え、80秒間燃焼させた。稲川貴大(たかひろ)社長(30)は「打ち上げに向けた大きなステップになった」。 最初の打ち上げは全長9・6メートル、重さ1トンの観測用の小型ロケットを予定している。20
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く