メジャーマイナー・プラットフォーム・有料無料・新旧問わず、面白いビデオゲームなら何でも紹介していこうというコンセプトの「週刊ゲーム漂流記」。 第3回は、日本を題材にしたフランス産ホラーアドベンチャー『The Doll Shop』。 本作は、セシル・ブランとオリヴィエ・ピシャールのフランス人アーティスト二人組からなる制作ユニット「アトリエ・セントー」が送る短編ホラーアドベンチャー。 アトリエ・セントーといえば、新潟での二人の妖怪紀行を描いたバンド・デシネ『鬼火』が、第11回日本国際漫画賞の優秀賞を受賞したことが記憶に新しい。 過去にリリースした『After School』や『幽霊ステーション』など、日本を題材にした作品を多く公開しており、その手描きによる淡い水彩タッチのアートスタイルは、日本の風土における儚く曖昧で捉えがたい“狭間”の空気感を見事に表現している。 この『The Doll Sh