市民の震災体験公開 東松島市図書館、タブレット端末で閲覧 震災体験談などを閲覧できるアイパッドを操作する図書館職員 宮城県東松島市図書館は15日、東日本大震災を語り継ぐ事業で住民から収集した被災体験談や写真などの公開を始めた。震災の風化を防ぐ狙いで、防災教育などにも活用する。 市図書館は昨年6月、図書館振興財団(東京)の助成を受け、住民からの聞き取りや資料収集を開始。10代から70代までの男女約90人の体験談や約2000枚の写真、被災地域の郷土芸能の映像などを集めた。 公開しているのは、デジタルデータ化した体験談を語る住民や郷土芸能の動画、被災した市内の写真約300枚。震災に関連する新聞記事の見出し約3000件分も整理した。 データは図書館に備え付けたタブレット端末iPad(アイパッド)10台で閲覧できる。動画のダイジェスト版などは図書館のホームページでも公開している。 アイパッド