終戦の日の15日、太平洋戦争当時、今の東京・千代田区にあった都立図書館などの40万冊の本を戦火から守るため、今のあきる野市などに運び出したエピソードをまとめた映画が上映されました。 「疎開した40万冊の図書」というタイトルのこの映画は、太平洋戦争当時、今の東京・千代田区にあった都立日比谷図書館の跡地に建てられた千代田区立日比谷図書文化館で上映されました。 日比谷図書館では、昭和19年から20年にかけて、戦火から蔵書などを守るため、職員や地元の旧制中学校の生徒らの手で、40万冊の本や資料を今のあきる野市などに運び出しました。 その後、日比谷図書館は空襲で全焼しましたが、多くの貴重な書物や資料が難を逃れ、映画ではこうしたエピソードが紹介されています。 上映会には、本を運び出す作業に加わった人なども訪れ、当時の状況に思いをはせている様子でした。 旧制中学校を卒業後、作業に関わった東京・世田谷区の