日本の起源 (atプラス叢書05) 作者: 東島誠,與那覇潤出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2013/08/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る 尊敬する論者の与那覇さん(「中国化する日本」は良かったし、一度聞いた講演も良かった)の対談本なので、購入した。しかし、本書は自分のような日本史知識レベルの乏しい人間にはついていくのは正直、難しかった。お二人の豊富な学識でどんどんスイングするグルーヴ感は伝わってくるのだが、こちらの理解が追いつかない。 特に古代・中世あたりはつらい。そこを飛ばして近世あたりから頑張った。2回読んだが、なかなか消化しきれない。 私の関心は、もっぱら「日本の組織の権力構造、ガバナンスの起源」にあるので、そこに焦点を当ててそこだけも理解したいと思う。 以下はそこに関連する部分で私なりの本書の議論の要約。 やはり日本の中心が「空虚な中心」であ
