『都市問題』公開講座は、今日、大きな社会的課題となっている地方分権改革や都市政策のあり方などをはじめとした重要トピックスを取り上げ、基調講演とパネルディスカッションから構成されております。年2回、広く市民、自治体や中央政府の職員、研究者のみなさんと議論を交わすために開催しております。 (公財)後藤・安田記念東京都市研究所 第56回『都市問題』公開講座 「景観まちづくり」の過去・現在・未来 北海道から沖縄まで日本各地には魅力的な景観があふれている。それぞれの地域では、住民の努力、行政による規制や誘導、民間企業の協力など、公・共・私がさまざまな役割を担いながら、その土地ならではの景観を守り、育んでいる。景観は生活者の身近に存在し、それを継承していくことは、地域への愛着にもつながる。 2024年は景観法制定から20年で、景観まちづくりの大きな節目の年でもあるが、この20年間で、日本は人口減少社会