江戸時代の古文書は、「候(そうろう)」という文字を頻繁に用いた「候文」で記述される。近世史を学ぶうえで、候文を理解し克服することは最重要の課題といえる。古文書に登場する主な用字・用語を文法によって分類。基本的な文例を豊富に収め、読み方と現代語訳を加える。文法を手掛かりにして近世古文書を読み解く、これまでにないガイドブック。
江戸時代の古文書は、「候(そうろう)」という文字を頻繁に用いた「候文」で記述される。近世史を学ぶうえで、候文を理解し克服することは最重要の課題といえる。古文書に登場する主な用字・用語を文法によって分類。基本的な文例を豊富に収め、読み方と現代語訳を加える。文法を手掛かりにして近世古文書を読み解く、これまでにないガイドブック。
古代・中世の文書・記録は、「変体漢文」という独特な文章で綴られており、これを読解することが日本史研究の第一歩となる。しかし、これまでは口承で教授されるにとどまり、そのための入門書は存在しなかった。史料の品詞や語法を正確に解釈するための、はじめてのガイドブック。豊富な文例に訓読と現代語訳を配置。理解を深める演習問題も付す。 緒言 記述の指針/方法論について/参考文献/叙述と表記上の注意 Ⅰ 主語・主部 主語/主部/動詞の体言化 【演習問題 一】主語・主部 Ⅱ 述語・述部 動詞〈基本的な注意/古文書・古記録に独特の動詞/接頭語〉/形容詞・形容動詞/助動詞/補助動詞・終助詞 【演習問題 二】述語・述部 補足 文書の書き止め文言 【演習問題 三】文書の書き止め文言 Ⅲ 修飾語・修飾部 目的語・目的節〈代名詞としての「之(これ)」/目的語を導く語〉/副詞と連用修飾〈多用される副詞/連用修飾節を導く語
日露戦争後から日本は大陸に進出し、満洲国の建国を経て敗戦にいたるまで、政治・経済に限らず数多くの文化活動を展開した。これまで未開拓の分野であった満洲における出版史に光を当て、限られた諸資料を用いて満洲における出版法制や諸団体、各出版社の実態などを解き明かした通史。巻末には法令や規約、雑誌の解題などを資料編として付載する。 ★第34回日本出版学会賞奨励賞受賞! 序章 満洲出版史研究の現在/関東都督府から満洲国建国まで(第一期 一九〇六年八月から一九一九年四月/第二期 一九一九年四月から一九三二年三月〈満鉄附属地/関東都督府の設置/他〉)/満洲国草創期の出版統制(第三期 一九三二年三月から一九三六年九月〈改正「関東洲及南満洲鉄道附属地ニ輸入若ハ移入スル出版物取締規則」の成立/他〉)/出版事業の高まりと出版諸団体の成立(第四期 一九三六年九月から一九四一年一月〈満洲弘報協会の創立/「軍隊教育用図
東日本大震災で大きな被害を受けた古文書・民具・標本などの地域の歴史・文化資料。それらをいかにレスキューし、保全するのか。現場の博物館職員たちが被災の実態と回収そして洗浄や真空凍結乾燥などのさまざまな方法を駆使した対処方法について、多数の図版を交えて現状と課題をレポート。資料の保護に備えるネットワーク構築を呼びかける。 オールカラー 東北学院大学のホームページで紹介 【編集者の眼】 未曾有の大災害をもたらした東日本大震災では、博物館も甚大な被害を受けました。建物はもちろんですが、収蔵していた文化財、歴史資料や自然史の標本なども流されたり、海水や泥に浸かるなどの被害をうけました。それらは失われると二度と復原できないかけがいのない地域の財産です。 関係者は準備が整い次第すぐに、捜索や修復に取り組み始めました。海水や泥に浸かったものは洗浄しなければなりません。紙に書かれた資料を復原するために全国の
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