小野寺防衛大臣は、防衛省で行われた着任式で訓示し、北朝鮮や中国の動向に懸念を示したうえで、「防衛力を質、量ともに見直す必要がある」と述べ、来年度予算では、自衛隊の人員や装備などを拡充させたいという考えを示しました。 小野寺防衛大臣は、27日午後、防衛省で自衛隊による栄誉礼を受けたあと、着任式で、防衛省・自衛隊の幹部およそ600人を前に初めて訓示しました。 この中で、小野寺大臣は「北朝鮮の核やミサイルの問題は、より深刻になっている。また、尖閣諸島周辺の領海や領空への侵入など、中国による活動が活発化しており、日本周辺の安全保障環境は一層厳しさを増している」と述べ、懸念を示しました。 そのうえで、「厳しい環境を踏まえ、防衛力を質、量ともに見直す必要があり、間近に迫った来年度予算の編成に全力で取り組みたい」と述べ、来年度予算では自衛隊の人員や装備などを拡充させたいという考えを示しました。 このあと