東日本大震災から4年半近くがたつなか、岩手県の大槌町と釜石市で見つかった2人の遺体について警察が調べた結果、いずれも大槌町の当時73歳と46歳の男性と分かり、遺骨が4日に遺族に引き渡されました。 警察は2人の似顔絵を公開したり、体の特徴や着ていた服を手がかりに聞き込みを行ったりしてきましたが、身元は分かっていませんでした。警察は継続してDNA鑑定などを進め、その結果、震災から4年半近くたって、ようやくいずれも大槌町の当時73歳と46歳の男性と分かったということです。 2人の遺骨は4日、遺族に引き渡されました。 警察によりますと、岩手県内では今も61人の遺体の身元が分かっておらず、警察は引き続き似顔絵を公開するなどして情報提供を呼びかけています。