「人は、懸賞だけで生きていけるか?」 そんな奇抜なコンセプトの番組「電波少年的懸賞生活」が日本で高視聴率を挙げたのは、1998年。 何も知らないままオーディション会場に行き、くじ引きで出演者に選ばれた、なすびこと浜津智明は、そのままアパートの一室に連れて行かれ、裸にさせられた。服、食べ物など、生きていくのに必要なものは懸賞で当てなければいけない。この生活が終わるのは、当選品の総額が100万円に達した時。だがついに目標を達成すると、今度はまたもや何も伝えられないまま韓国に連れて行かれ、そこで再び同じことをやらされたのだった。 アパートの中の様子は常に撮影されていたが、それらの映像は「ほとんど使わない」と言われていた契約書もない。すべてがテレビ放映され、日本中の目にさらされていたと知るのは、韓国での目標額を達成し、日本に戻ってきた時だ。 「電波少年的懸賞生活」が放映されたのは、ジム・キャリー主
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