→ 少なくとも自分の実感とは完璧にあう。ジャンルとしてのボカロと道具としてのボカロは違うし,道具化すればジャンルとしては衰える。ミクさんがなぜヒットしたかと言えばジャンル化したからであって,道具として革新的だったからという要素は小さくはないが決定的ではなかったのだ。「メルト」が出てきたときに,こうなる未来はなんとなく予想できた。『メルト』自体はまだ初音ミクプロデュースではあったが,「ボカロ」ジャンルの特性を扱った作品ではないからである。5年前にこういう記事を書いているのだけれど,割りと先見の明があったような気はする。「ミクをプロデュース」という感じがほぼ完全に消えたの,2013年頃かなぁ。最後の「ミクをプロデュース」での超大ヒット曲というと,下手したら『千本桜』までさかのぼるのでは。あれは2011年投稿だ。 → 衰退じゃなくて成熟だ云々,というのはニコマスとかいうすっかり規模の縮小した界隈