「三者」だから登場するのは3人。まずは元都教委統括指導主事の鈴木義昭氏。本題と関係ないが、職業で「元○○」と書かれると、なんとも想像力をそそられるね。今は何してるんだろう?と。「教員の質」を語るには現在の職業よりこっちの「元」のほうがいいということなんだろうけど。ちなみにこの方、「教員改革―「問題教員」と呼ばれる彼らと過ごした三年間」なる本を出版されているのだが、統括指導主事のころのご経験なんだろうな。 で、問題のご主張だが、「授業力の不足、何より深刻」とのこと。ふうんそうなのか。都教委が01年度から「指導力ステップアップ研修」を始めたところ、「コミュニケーションが取れない教員と、子どもの評価ができない教員が特に増えていることがわかった」のだそうだ(01年度からの数年間で急増したのか?始める以前とは比べられないよねぇ始めてないんだから)。どうもこれが「授業力」の不足という主張の根拠らしい。