昭和女子大が導入した社会人メンター制度で、学生たちと交流するメンターカフェが開かれた=2011年7月、木村葉子撮影 「メンター制度」が企業や大学で広がっている。先輩社員や上級生が、若い社員や下級生を個別にサポートする制度で、経験談を交えて相談に応じる。母校の昭和女子大(東京都世田谷区)が今春、公募による「社会人メンター制度」を導入したと聞き、後輩の役に立てればと参加してみた。【木村葉子】 メンターは「助言者」「指導者」の意味で、昭和女子大は卒業生に限らず社会人のメンターを募る制度を始め、全国の大学でも初めてという。これまで20~80代の幅広い年代のメンター約300人が登録している。 記者も登録し、7月に開かれた「メンターカフェ」に参加した。他のメンターは、アパレル販売職員向けに講師を務める佐藤清美さんと、専門学校で社会保険労務士講座を受け持つ堀内れい子さん。40代のメンター3人と1~3年生