チェックインカウンターや自動チェックイン機の動作確認をする作業員ら(13日午後、関西空港で)=宇那木健一撮影 台風21号で被災した関西空港を運営する関西エアポートは13日、関空の第1ターミナルビルの南側とA滑走路の運用を14日に再開すると発表した。21日をメドに空港と対岸を結ぶ連絡橋を走る鉄道の再開も目指す。空港への交通手段が大幅に改善し、関空の旅客機能はほぼ全面復旧することになる。 石井国土交通相は13日の記者会見で、使用を停止していた連絡橋の鉄道桁に大きな損傷が見られなかったとして「関西空港の本格的な運用を一日も早く再開できるよう関係者一丸となって取り組みたい」などと述べた。9月中を目指していた鉄道再開を、前倒しできるとの見通しを示した。 第1ターミナルは、関空で国際線旅客便を就航する59社中57社が利用する主要ターミナルだ。14日の一部再開で、29社が東南アジアやヨーロッパなどに国際