きょう8日は国際女性デー。男女の格差がなかなか解消しない日本では、女性に対するステレオタイプも残る。「女性は文系が得意で理系は苦手」はその一つだが、実態とは全く違う。 2018年度の文部科学省学校基本調査から大学の学部別合格率を計算してみると、文学部、法学部など人文・社会科学系学部ではすべてで女性の合格率が男性を上回っている。 さらに理科系でも、医学部を除いてすべての学部で女性が上回っている。理学部では男性の合格率が11・16%に対し女性は11・65%。工学部でも、男性は11・18%で女性は11・44%だ。農学部、歯学部、薬学部、看護学部ではさらに女性の方が高かった。ただし、医学部は男性6・62%、女性5・73%だった。 日本女性医療者連合の種部恭子理事は「これまで男性が得意とされていた理系、とくに工学系は女性の活躍が目覚ましい。女性は極めて現実主義で、しなやかに必要なものを作り出すことが