花岳寺(かがくじ)は、兵庫県赤穂市にある曹洞宗の寺院。山号は台雲山。本尊は釈迦如来。義士木像堂は新西国三十三箇所第31番札所で本尊は千手観音である。 概要[編集] 山号は台雲山(たいうんざん)。播磨国赤穂藩・浅野家、森家の歴代藩主の菩提寺であり[1]、また、大石良雄の祖先が眠る大石家先祖の墓、義士墓、家族墓などがある。現在の住職はパーリ仏教研究者で駒澤大学仏教学部教授の片山一良。新西国三十三箇所第31番札所。 歴史[編集] 江戸時代初期の正保2年(1645年)常陸国笠間藩より転封となった浅野長直が浅野家菩提寺として創建した。 元禄14年(1701年)浅野長矩による江戸城松之大廊下での吉良義央に対する刃傷事件が起こり、浅野家は改易となった。翌元禄15年(1703年)赤穂浪士による吉良邸討ち入りが起きる(赤穂事件)。その後、1年の幕府預かり(脇坂家が赤穂城在番)を経て赤穂藩には永井家が入ったが