EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
同意が形骸化、有無に関わらずビジネス自体に問題 パネルディスカッション(司会:JILIS山本一郎上席研究員)では、JILIS理事長の新潟大の鈴木正朝教授がリクナビ問題について「本来、個人情報保護は何の目的であるかが考えられていない。取得したデータはユーザー本人のために使われるべきところを、事業のために使われていたということ。これは情報取扱いの本丸であり、リクナビ1社の問題ではない。購入した企業も自覚の有無に関わらずただちに改善すべきだ」と指摘した。 規約における第三者提供の同意に関しては、JILIS参与の板倉陽一郎弁護士から「そもそも(内定辞退率予測データの提供について)学生が同意するわけがないにもかかわらず、同意スキームを組んでいる時点で問題だ。同社は2014年にエントリーシートの大量提出を煽り炎上した。大量エントリーは内定辞退率を上げ、さらに今回企業にはその内定辞退率を販売している。ま
セキュリティ人材、迷走然々 情報の価値で重要なのは「情報のTTL(生存時間)」 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 猪俣 敦夫 教授 東京電機大学の猪俣です。奈良先端大や大阪大学でも教育や研究活動をしています。セキュリティ関係では一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターで理事、一般社団法人公衆無線LAN認証管理機構では代表理事もしております。元々は数学科出身で暗号を中心として今も教育、研究を続けています。その中でも楕円曲線暗号は長い時間私たちの生活において日の目を見なかった悲しい分野でしたが、ブロックチェーンをはじめとした分野でようやく実を結んできたと感じているところです。今日は関西で長年人材育成をしてきた経験を踏まえ、教育の立場での話をしていきます。 セキュリティ人材はいま盛り上がり過ぎて、何かおかしなことになっていないでしょうか。いろんな「かだい」があります。まずは「
情報法は、戦後のコンピューターの登場と発展を背景に生まれてきた新しい法分野であり、新しい技術の登場と社会の変化の中で、新たな立法が求められてきた分野でもある。民事法や刑事法などの伝統的法分野のような法解釈学を中心とした部分もあるが、それだけではなく、情報を規律する制定法が生成されている途上でもあることから、常に立法政策にも目配りをせざるを得ないという特徴をもっている。情報法はいかにして生まれ、展開(または迷走)しているのか―ここでは、今日の情報法をかたちづくることに貢献された先生にお会いして研究の足跡を振り返りながらお話しを伺うことを企画した。すでにお二方の先生のインタビューを終えているが、それぞれのお話しもさることながら、相互に絡み合うことでより深く理解できるところがあった。あらためてオーラルヒストリーの意義を感じている。 なお、企画とインタビュー、反訳、写真は一般財団法人情報法制研究所
基礎的なセキュリティ学力が落ちてきている (左)デロイトトーマツ サイバーセキュリティ先端研究所 所長丸山満彦氏 (右)東京電機大学/東京電機大学大学院 教授 猪俣敦夫氏 丸山 猪俣先生は現在、東京電機大学で暗号の研究をされています。一方で、前職の奈良先端科学技術大学院大学の准教授を務められていた頃からずっとセキュリティ教育に携わって来られた方でもあります。昨年は、『サイバーセキュリティ入門』という本を出版されました。今日はセキュリティ教育、セキュリティ人材育成といったあたりにテーマを絞ってお話をうかがっていきたいと思います。 猪俣 私は教員になってから主に大学院生向けの教育をやってきましたが、今の時代、定員を充足するのが大変な大学院が結構あるのですよね。その結果、残念ながら学力は本当に落ちてきていて、これは学部教育をちゃんとやらないといけないんじゃないかと思うようになりました。というのも
まずはgroongaとはなにか。端的に言えば、オープンソースでカラムストア機能がついた全文検索エンジンである。「Senna」というオープンソースの組み込み型全文検索エンジンの後継にあたる。基本的にはCのライブラリ、またはHTTPでアクセスできる全文検索サーバーとして使用する。更新が頻繁に生じる環境で高速な全文検索が求められる場面に強い。 groongaは単体で使うほかに、関連プロジェクトと組み合わせると使い方が広がるのも大きな特徴である。関連プロジェクトは「groongaファミリー」、「*roonga族」などと呼ばれている。 いま主要なファミリーは4つ。まず1つめは検索エンジン「groonga」(ぐるんが)。2つめはデータベースという側面をいかしたRDBMSのストレージエンジン。主にMySQLのストレージエンジン「mroonga」(むるんが)がある。3つめはRubyのライブラリ「rroon
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