概要孵化したばかりのケナガカブリダニ( 以下ダニ)の幼虫は同種や近縁種の雌成虫( 以下捕食者)によく捕食されます。捕食者はダニの卵も攻撃しますが、ほとんどの場合は歯が立たずに捕食を諦めます。卵がこの攻撃に気付いているなら、攻撃されている最中に孵化してむざむざ捕食されるよりも、孵化を先送りするべきです。 京都大学大学院農学研究科 矢野修一 助教と福勢かおる 農学部学部生( 現:埼玉県農業技術研究センター)は、体長が 0.5 ミリの捕食者がダニの卵を攻撃する動きを真似て筆先で卵に触れ続けると孵化が止まり、触れるのを止めると孵化が再開することを発見しました。この結果は、触られることで捕食者に狙われていることを知った卵が孵化を遅らせ、捕食者が去るのを待って孵化できることを示します。捕食リスクに応じて卵が孵化のタイミングを変える例は節足動物では初めてですが、同様の駆け引きは頑丈な卵を個別に産む陸上動
研究成果のポイント磁場を横切る導線に生じる誘導起電力が2つの本質的に異なる方法、「ファラデーの電磁誘導の法則」と「ローレンツ力」で求めることができるのはなぜかを明らかにしました電子の運動を量子力学的な波動関数で記述すると同時に、電磁場をゲージ場とし、電場、磁場の代わりにゲージポテンシャルを用いることにより、この問題を解きました高等学校の物理の教科書にも記載されていた奇妙な一致に対する理論的な回答が得られると同時に、量子コンピュータの開発にも貢献する成果です 国立大学法人筑波大学 計算科学研究センター小泉裕康准教授は、磁場を横切る導線に生じる誘導起電力 1)が「ファラデーの電磁誘導の法則」と「ローレンツ力」という2つの本質的に異なる方法で求めることができるのはなぜかを明らかにしました。この誘導起電力を求める問題は高等学校の物理の教科書にも載っており、馴染み深い問題です。しかしそれにもかかわら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く