MITの研究者らが、脳と脊髄の周りを流れる脳脊髄液中に存在するグルコース(ブドウ糖)を燃料に発電する「埋め込み型燃料電池」を開発した。義肢の制御などに利用する「インプラントプロセッサ」の駆動などに使用できるという(EXTREME TECH、MIT NEWS、本家/.)。 グルコースを用いた発電自体は目新しいアイデアではないが、今回のグルコース燃料電池は、一般的な半導体製造技術を使用し、シリコンとプラチナで作られていることが特徴だ。数十年前の半導体製造プロセスを用いて作ることができるので製造が簡単だという。 また、プラチナを使用する理由は、生体適合性の実績があるためだ。長期的に体内に置かれても免疫拒否反応などが起きにくい。またグルコースは体内に豊富にあるので、燃料として使用しやすいという。今回開発されたグルコース燃料電池は64×64mmというサイズで、電卓で使われている太陽電池に匹敵する数百