国際刑事裁判所(ICC)が発行した逮捕状はこの先、プーチン大統領の行動にどう影響するのだろうか Photo by Pierre Crom / Getty Images 逮捕状が発行された背景 オランダ・ハーグに本部を置く国際刑事裁判所(ICC)が17日、ウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪容疑で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とマリア・リボワベロワ大統領全権代表(子供の権利問題担当)に逮捕状を出した。 「ロシア側は占領したウクライナの地域から子供たちを自国へ不法に連れ去っている」とICCは指摘し、プーチンが大統領権限を行使して子供たちの強制移送を止めなかったことを非難している。また侵攻が開始してから「ウクライナでは(ロシア側による)犯罪行為がなされている」としており、その責任は大統領にあるとした。 ウクライナの子供たちをロシアへ移送するプログラムを担当しているのは、プーチンと同じ容疑で逮捕