トランプ大統領はまず4日朝のツイッター投稿で、「テロ事件で少なくとも7人が死亡、48人が負傷したが、ロンドン市長は『恐れる理由はない』と言っている」と、イスラム教徒のカーン市長を批判。しかし、同市長はテロを受けてロンドン市内に武装警官が増えることについて語っていた。トランプ大統領の「口撃」は5日も続き、「『恐れる理由はない』との文言について考えを巡らさざるを得なくなったカーン・ロンドン市長の哀れな言い訳」だとした上で、主流メディアは「これを喧伝(けんでん)しようと懸命だ」と述べた。 メイ英首相はトランプ大統領の2番目のツイート前に、ロンドン中心部での会見で、「カーン市長は良い働きをしている」とし、「これ以外のことを言うのは不当だ」と語った。 サンダース米大統領副報道官は5日、トランプ大統領は「ロンドン市長にけんかを売る」つもりはなく、「われわれは国家安全保障にもっとコミットすべきだ」と主張