ネット銀行のイーバンク銀行に対してインターネット経由での不正アクセスがあった問題で、何者かによって口座から預金が引き出されていたことが分かった。ユーザーのIDとパスワードを実際に入力しており、8つの口座が被害にあったという。 ユーザーIDとパスワードについてイーバンク銀は「当社からの流出ではないが、入手先は不明」と説明する。被害額は現時点で合計140万円。イーバンク銀が警察に通報している。 イーバンク銀は11月12日にユーザーからの指摘で不正アクセスを認識。被害にあった合計8口座のユーザーに伝えた。イーバンク銀は同日に対抗措置として、不正アクセス元のIPアドレス範囲をブロックした。これに伴って多くのユーザーが最大半日の間、サービスを利用できない状態となってしまった(関連記事)。 イーバンク銀は「ユーザーの被害額はすべて保険で支払われる。利用者には口座を今一度確かめてほしい」としている。 ■