自動車の下で夜露をしのいでいるらしい野良の「車猫」に今日も通勤途上で出会った。かなり大きな図体のこの白黒猫は、道ばたに駐車している自家用車の下にいていつもバンパーの下あたりに丸い足が覗いている。だいたい白の大衆車の下にいるが、その車が出払っていた今日は、隣の赤いスポーツカーの下で丸くなっていた。考えごとをしながら歩いていたために猫のことはすっかり意識から消えていたのだが、今日は嬉しいことに先様から「にゃお」と挨拶をしてもらう。大きな声だ。はっと気が付いて腰をかがめ「Hi!」と一声かけて先を急いだ。 先日話題にした『走ることについて語るときに僕の語ること』を読み始めた。ブログに感想を書くのなら読み終わってから一筆啓上するのが通り相場だろうが、長い読書になりそうな気がして、書けるときに書いておく作戦で行くことにした。そんな文章が許されるのもブログの一興だろう。 長い読書になりそうと言ったのは、