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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (16)

  • 【復習】 麻疹と対策について伝える(院内学習参考資料) - 感染症診療の原則

    MRワクチン接種が普及したら麻疹が流行しなくなって、若いドクターも麻疹を診る機会がなくなりました。 早期診断の際の課題です。 2015年3月に麻疹排除達成してから、もう対策が終わったと思われているかもしれません(そう思いたいほどたいへんでした)。 でも、麻疹排除のあとも努力が必要です。伝えていくという仕事です。 2013年には「風疹」レクチャースライドをいくつもつくりました。 2016年には「麻疹」レクチャースライド作成をしています。

    【復習】 麻疹と対策について伝える(院内学習参考資料) - 感染症診療の原則
  • また大事な抗菌薬が発売中止の日本・・・ - 感染症診療の原則

    ESBL産生株が増加し、多く医療機関で治療Optionが枯渇している今日、非常に重要な位置を占めるペニシリン系抗菌薬、「Pivmecillinam」が発売中止になっている・・!!と最近知りました。 この抗菌薬はヨーロッパではESBL産生の大腸菌などによる尿路感染症に用いられ、今後、邦でも格的な使用が望まれる抗菌薬でした。でも昨年の暮れに発売中止。 理由は感染症の仲間に聞くとメーカーが「役目を終えた・・」と判断・・との事でした。 誰が判断したのかな・・。まさか競合するカルバペネムを売っている会社か、そのPocketに居る人物か・・ ESBLの問題が大きくなる一方の今日、Fosfomycinなどと共に非常に今後見直されるべき抗菌薬が、また消えました。 一体、この国の抗菌薬採用、廃止、中止の軸足はどこにあるのか・・

    また大事な抗菌薬が発売中止の日本・・・ - 感染症診療の原則
  • 日本のこどもはならないんですよ - 感染症診療の原則

    ワクチン専門家のあつまる会議@シアトルで、「昔、ワクチンのことで日にいったことがある」という方に会いました。 各国はWHOから定期的に予防接種制度のアセスメント(コンピテンシー評価)を受けることになっています。 WHOの調査はアンケート調査かとおもっていたのですが、査察官がちゃんと各国を訪問しているのだそうです。 特に問題なくクリアしたのだそうですが(基準や項目はよく知りません)、先進国にあるはずのワクチンがない、ルチンでないことは驚きだったそうです。 「麻疹は・・」 2回接種になりました。 「グレイト」(ったりめーだろ、でしょうね・・・) 「いまもHibはないのかい?」 いえ、最近認可されました。 「そりゃよかった。ルチンなのかな?」 いいえ 「(ため息)」 当時、日にはなかったそうですが、その理由が「日の子どもはHibで髄膜炎にあまりならない」という説明だったそうです。(むか!)

    日本のこどもはならないんですよ - 感染症診療の原則
  • 放射のう に効く〇〇 - 感染症診療の原則

    もうすぐ2011年3月11日震災から1年近くになろうとしています。 危機感は時間とともに薄れていくものですし、 ずっと緊張状態にあることは負担なので、自分自身が納得する情報や意味づけをさがして一定のところで(個人の中では)おちつきます。 (事実と解釈は異なる) 震災や原発事故の影響は一律ではありませんし、情報源や家族構成によっても緊迫感や優先順位、関心の強さが異なるので、一般化は難しいフェーズにあります。 正直、東京で毎日最優先で考えるのは難しいのですが、ときどき「今どうなっているのかな」と、政府情報、専門家情報、ネット情報をみています。 作業としては、今までどおり「ひととおり見る」ということをします。 直後と今では関心の優先事項が異なるので、自分が見たり信頼を置くソースも変化していることに気づきます。 ちなみに・・あやしすぎる・・・といわれているものもみます。 その幅広さと意見や情報の

    放射のう に効く〇〇 - 感染症診療の原則
  • 市中でささやかれている放射能対策 - 感染症診療の原則

    新型インフルエンザのときにも、いろいろな提案があり、またビジネスも展開されていました。 米国FDAは効果が確認できてないもの、有害のリスクがあるもの、などをとりあげて公開し、消費者への注意喚起を行いました。 日では、東日大震災のあとに「ご自宅の放射線量を測定してあげますよ」と近づいてきて高い費用をふっかける、ハエ対策になる、とあやしげな粉とか薬剤(?)を訪問販売したりといったことが報じられています。 その他にも話題になっているものがいくつかあります。 【注】以下、ブログはおすすしません。が、健康の相談にのる仕事の人は「話題」として知っておいた方がよいかも。 プラセボ効果、といわれているホメオパシー。 事故当初ホメオパシー系では、無料配布を行っていました。 ホメオパシーに詳しい薬剤師さんの解説。 ホメオパシーはSugarだからいいじゃないかという方もいますし、来の医療アクセスをさまた

    市中でささやかれている放射能対策 - 感染症診療の原則
  • 広島の保育園での麻疹アウトブレイク - 感染症診療の原則

    保育園内で麻しんの集団感染という、とても怖いニュース。 0歳児を保育園に通わせている保護者にとっては恐怖・驚愕。 この事例で現在把握されている5症例は予防接種歴がないそうです。 1月28日 毎日新聞 地方版 行政ファイル:安芸区の保育園ではしかの集団感染 /広島 2次3次感染が問題になる感染症ですので、終息したのかどうかの確認が重要ですが、100名以上いる保育園児とその兄弟姉妹、家族、職員の予防接種歴・罹患歴を急いで確認することが重要になります。 麻疹は、回復した後、数年後のスパンで健康問題がおこることもあります。 (自然にかかったほうが免疫が強くついてイイというような発想は間違いです) 沖縄県の報告をみてみましょう。 コンビニでおつりのやりとりをした、スポーツ大会の同じ体育感にいた、同じライブコンサートにいた、バーベキューを一緒にしたというだけで免疫の無い人(感受性者)は麻しんを発症する

    広島の保育園での麻疹アウトブレイク - 感染症診療の原則
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/03/11
    麻疹は、回復した後、数年後のスパンで健康問題がおこることもあります/最初のワクチンは1歳なので、0歳児を守るためには、周囲で麻しんが流行してはまずいわけです。
  • ワクチンと自閉症 第二ラウンド - 感染症診療の原則

    麻疹は1000人に1人という高い確率で重篤になる怖い感染症です。 このため、「ワクチンはあまりさせたくないが麻疹の予防接種だけはしています」という人にもよくあいます。 世界で毎年たくさんの子どもが死亡し、その70%は東南アジアでおきていると推計されています。 リゾート旅行などでお手軽な東南アジアですが、まだワクチンを接種していない子どもを流行している地域につれていくのはとても怖いことです。(ちょっと前まで日がその状態だったわけですが) 接種率ではなく、死亡減少が対策目標にあがる、重い感染症です。 「世界の麻疹死亡、2000~2008年」(Vol. 31 p. 57-58: 2010年2月号) http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/360/fr3601.htmlの症例 2007年 ワクチン未接種で麻疹脳炎に罹患し、重篤な経過をたどった13歳女児例 2003年 麻

    ワクチンと自閉症 第二ラウンド - 感染症診療の原則
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/01/12
    『先進国なのにMMRワクチンがない日本(!)、しかも自閉症は増加している、というグラフがあって、これは海外の専門家の間でよく引用されています。「ほら、カンケーないだろ?」。痛い・・・。』
  • 秋田県報道が示す最悪のリスクコミュニケーション事例 - 感染症診療の原則

    秋田県の民間病院でインフルエンザ集団感染事例がありましたが、河北新報が的外れな記事を書いています。 これは記事だけが問題ではないのですが。 11月11日の記事。 タイトルは「秋田県連絡体制ずさん 危機管理に批判 インフル集団感染」。 「北秋田市の鷹巣病院で起きたインフルエンザの集団感染で、秋田県の佐竹敬久知事は10日、「私に一報があったのは(病院から県に報告があった今月2日から4日後の)6日。」 問題と感じるかどうかですが、先にどういうルールになっていたかということがあります。 病原体不明の突然死の集積とかなら話は別ですが、インフルエンザだとわかっている事例ですので、夜中に携帯電話で起こして報告するような事例ではないことは確かです。 11月3日はお休みでしたので、4日(木)5日(金)と間のはいった6日(土)に聞いたのは「決めていたルールと違う」ということならば内部の問題です。 詳細を確認し

    秋田県報道が示す最悪のリスクコミュニケーション事例 - 感染症診療の原則
  • 続報 ホメオパシー(感染症にも関連) - 感染症診療の原則

    大きく扱われる他のニュースがたくさんあるときは、他の情報がスルーされてしまう可能性があるので、あえて積極的にひろうホメオパシーニュース。 「すきなの!」というシュミレベルでの話しもありますが、医療ネグレクトにつながり死亡にいたる事例が複数報告されています。 医療職のなかで、なぜだか突出してはまっているといわれている助産師。(看護職免許を取った上でとれる免許です)。 日助産師会が開業をしている(病院勤務ではない)所産院対象に調査を行ったところ、標準的なケアである新生児へのビタミンK2シロップを与えていないところが一定数あるということが報じられています。 助産師会の表現はちょっと甘いですね。その他はやってもいいというように読めます。 新生児に必要なビタミンK2投与せず 36の助産所で J-Cast 9月8日 「日助産師会(加藤尚美会長)は2010年9月7日、ホメオパシーと呼ばれる代替医療を

    続報 ホメオパシー(感染症にも関連) - 感染症診療の原則
  • バカにしたり遠ざけても変化はつくれない - 感染症診療の原則

    今回のマスメディアの耐性菌「誤解」「妄想」報道をみて、医療関係者にはいろいろ思うところがあるでしょう。 (青木編集長は「・・・終わってる」と脱力していました。たれぱんだ状態です) もう少し事態がよくならないかな?と思った人は、提案を考えてみましょう。 報道関係者は医療や感染症は素人の人が多いわけです。 責任やリスクをどこまで自覚しているかはさておき、時間に迫られて勉強不足・確認不十分なまま書いているとします。 私たちにできることはなんでしょうか。 ののしって憤晴らしをすることではないですね。 無視してやれ! それは危険ですね。自分たちはよくわかっていますが、間違った報道に影響されるのは一般市民。そしてその誤解は感染症対策のズレや緊急時のトラブルにつながるかもしれません。 結局は自分たちにかえってくるようにおもいます。 どんなことができるか。 例えば、国立感染症研究所の感染症情報センターで

    バカにしたり遠ざけても変化はつくれない - 感染症診療の原則
  • 感染症と助産師 母乳は神聖 - 感染症診療の原則

    HIV感染症の診療のテーマの中に、お産があります。 日の女性HIV感染者の約30%が妊婦健診で偶然HIV感染に気づいている状況です。 (妊娠しなければ検査機会のなかった人たち?) 今、日では母子感染のリスクは1%以下ですが、これは初期の妊婦健診で気づき、抗HIV薬の内服・選択的帝王切開・母乳中止といったいくつかの医療介入をしての数字です。 先にHIV感染がわかっており、途中で妊娠希望のある人は、妊婦でも飲める薬に変更をして準備をします。 母乳をあげることができないことは非常に残念に思う親御さん達も多いですが、感染予防が何よりのケアですし、いまはよいミルク製品もあります。ということで、赤ちゃんを皆で守ろう、とがんばります。 助産師は血液や体液曝露の機会の多い看護職ですので、曝露事故予防の話も重要なのですが、日でのHIV流行初期に助産師さんにいわれたことは・・・ 「母乳と羊水はキレイ」「

    感染症と助産師 母乳は神聖 - 感染症診療の原則
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2010/08/20
    研究者「外国の状況を調べてくれ」→海外「他人が母乳をなめる理由がわからない」「それはいったいなんのため?」「なぜ他人が乳房をさわるのかわわからない。自分で動けるひとだから、セルフマッサージを教えるだ
  • 編集部内 夏の課題図書 その1 - 感染症診療の原則

    ホメオパシー関連の情報チェックは、予防接種のことで悩んでいる保護者からの相談からはじまりました。情報を探すと最初に反対論に出会ってしまう、という状況は改善しないといけないとおもっています。 カルトな人、商売になっている人よりも、よくわからずに困っている人、リスクビジネスにさらされている人たちに違う情報を出していかないといけないのでは?ということと、どうしてそこにはまっていくのか?の構造を知ることは、外来や教育のなかでのコミュニケーションとして医療者の課題になってくるとおもいます。 ということで、編集部内の夏休みの課題図書は日常の科学(もどき)情報のトリセツを読むです。 極論を言う(反対派)の人たちの出しているを読むことも勉強になります。ペンで線を引きながら読むと、線だらけになってしまうんですが(--;)。 ホメオパシー関連情報を勉強する際に、大阪大学の菊池先生のブログは大変お世話になりま

  • ホメオパシーと感染症 その1 - 感染症診療の原則

    先日ひとばんに約1万アクセスがあったのは、2ちゃんねるでリンクがあったからのようでした。下ネタも書いていないのに(!)おかしいな・・・・と編集長と話していたのですが。 ---------------- ホメオパシーの有効性うんぬんはすでに結論が出ていますので、承知で趣味で使う成人のリスクテイク(経済的負担含め)はさておき、他人に勧めたり(販売したり)というのは問題でしょうね。 そして、「来受けるべき医療を妨げるリスク」ことも問題(医療ネグレクト)。 昔々、ナイチンゲールは次のようにいっているそうです。 「・・・(略)その「丸薬」は、どうしても善行を施して満足したい人たちが必要とする一粒の愚行なのであろう。というわけで、どうしても他人に薬を与えたいという女性には、ホメオパチーの薬を与えさせるとよい。さしたる害とはならないであろう。」。『看護覚え書―看護であること・看護でないこと』(現代社)

    ホメオパシーと感染症 その1 - 感染症診療の原則
  • 「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則

    (新潟症例情報のところ一部修正) 予防接種を子どもにしたくないという親から「しないと人生上なにか不都合があるのでしょうか?」と聞かれました。 集団免疫の話などはまた別の機会に。ここではご人のリスクを考えてみたいと思います。 「医学部とか看護学部とか教育学部の進学はあきらめますかねえ・・・」(実習できない→免許はとれない) 「アメリカやオーストラリアなどメジャーなところの留学とか駐在も難しい、問題がおきると大ごとですかねえ・・・」 「妊娠育児のとき怖いでしょうねえ・・・」 といったらそんなことは考えたこともなかった、といわれました。 (まあ、その頃には人が自分の意思で接種できますが。それまでが怖い) 医療関係者としては「怖い」が先にきます。 怖さの実感が一般の人と医療者でずいぶんことなります。 医療機関には当然のことながら重症になった人がきます。 このため、医療者は子どものときに予防接

    「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2010/07/14
    ホメオパシーなどバイオテロについての解説。
  • 予防接種とホメオパシー2 親の決定権 - 感染症診療の原則

    ホメオパシーその2です。 以前、ホメオパスの知人には、予防接種もダメだが、低用量ピルもダメだといわれました。 ダメダメダメダメなものがたくさんあるようです。正面トークはなりたちません。 また、Evidenceなんてなくてもいいの。好きでやっているの、と言う人もけっこういますので、趣味の世界だとはっきりいう人たちをとめる理由もありません(プラセボ効果しかないならなおのこと) 「風邪引いたり何か症状があっても病院にいかなくてもこれをつかえば2-3日で治るから」 「抗生物質なんかいらないよ」 (そりゃそうだろう。もともと2-3日で治るのよ) そこだけ感染症トークが成り立ちました^^;。 問題になるのは、親がどの代替医療が好きかということよりも、親はどこまで子どもの健康に決定権があるのか?です。予防接種は時期も大切。集団もケアし、集団にケアされる側面があります(それは納得しがたい話のようですが)。

    予防接種とホメオパシー2 親の決定権 - 感染症診療の原則
  • 共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則

    東京医大感染制御部の松永先生が一般向け資料を和訳してくださいました。 松永先生は米国で感染症の専門医となられたあと帰国し、東京医大でコンサルテーション等に関わられています。 共有する許可をいただきましたのでブログで紹介させていただきます。 (ご厚意でいただいたものです。ご利用にあたっては内容・方法についての判断・責任は各人・機関でおねがいします) ------------------------------------------------------------------------ CDCの豚インフルエンザ情報の和訳 http://www.cdc.gov/swineflu/swineflu_you.htm(2009/04/24発行 2009/04/25 訳) ■豚インフルエンザとは? 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚の間ではアウトブレ

    共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則
    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2009/12/02
    今頃こういう記事に気が付いても遅いかも?
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