2009年1〜9月の広告関連業者の倒産は201件、01年以降で最悪のペース 〜 企業の広告費抑制で、厳しい経営環境続く 〜 昨秋のリーマン・ショック以降の世界的な金融危機、それに伴う日本経済の急速な冷え込みを背景に企業業績は急激に悪化。その結果、大きな影響を受けた広告業界。日経広告研究所がこのほど発表した『有力企業の広告宣伝費2009年版』によると、2008年度(2008年4月〜2009年3月)の有力企業4444社の広告宣伝費総額は前年度比7.33%減の3兆608億円と2年連続で減少、連結ベースでは同6.02%減の5兆9245億円となり5年ぶりの減少に転じたという。 国内景気は落ち着きを取り戻しつつあるものの、雇用環境の悪化や個人消費の低迷から、今後も厳しい状況が続くと見られる。そうした中、広告関連業者の倒産は増加基調が続いており、今年9月までの倒産件数は、2001年以降過去最悪のペー