アメリカ経済の雇用創出力が弱いことがオバマ政権にとって大きな頭痛の種となっています。 雇用が一向に伸びない原因の全てを住宅市場の低迷に求めるのは間違っています。 なぜなら多くの雇用機会は中小企業によって創出されるからです。 しかしその中小企業の雇用がイマイチ振るいません。 中小企業が雇用を増やせないひとつの理由はIPOの夢が遠のいているからです。 米国の企業はIPO後に雇用を加速させる傾向があることが知られています。 米国のIPO市場の低迷で2009年以降、本来実現すべき雇用2,200万人分が機会損失されたと言われています。 米国財務省は「資本へのアクセス」カンファレンスを3月に開催し、どうやってIPO市場を振興し、雇用を創造するかの提案を関係各方面に促しました。 そこでベンチャー・キャピタル、企業の経営者、機関投資家、法法律事務所、学界、投資銀行などの専門家から成るIPO Task Fo