いつのまにか、携帯電話の割賦販売方式が主流になりつつあるようだ。データ通信カードとの組み合わせでPCにもその方式が適用されたりしている。 素朴な疑問として、はたしてケータイを分割で買うことは正しいのだろうか。と思うことがある。2年契約などの条件つきで、相場の価格より安い合計金額になるとか、月々の通話料などに一定の割引が適用されるなど、高価な端末が安く買えるのは事実だが、大仰なことをいえば、昔のように安定成長が見込めない世界経済の状態で、ローンや借金を抱えるのはあまり利口ではないというのは常識だ。数年前、金利据え置きの変動型住宅ローンを組んで、デフレの影響をモロに受けローンが払えないという人が多数いた。最近では米国のサブプライムローン問題でも同様なことがいえる。アメリカ経済は、借金による個人消費に支えられていた体質を貯蓄重視や買えるものを普通に買うという体質への改善を迫られている。 金融バブ