梅雨が明け、日差しの強いなか日傘を差して歩く人たち=東京都中央区で2011年7月9日午後0時1分、梅田麻衣子撮影 気象庁は9日、九州北部と関東甲信、北陸地方でそれぞれ、梅雨明けしたとみられると発表した。平年より10~15日早い。日本付近で太平洋高気圧が強まり、日本海に停滞している梅雨前線が南下しないと予想されるという。梅雨明けは、1951年の観測開始以降、北陸で過去3番目(タイ)、九州北部と関東甲信は7番目(タイ)の早さ。いずれの地方も、今後1週間は晴れ間が広がり真夏日が多くなる。岩手県や宮城県など、東日本大震災の被災地では少なくとも数日間は梅雨空が続く見通し。 同庁によるとこの夏は、猛暑となった昨夏よりはやや低めの気温となりそうだという。 9日は午前11時半までに、茨城県笠間市で34.5度、新潟県胎内市で34.3度、東京都心で31.4度に達している。【比嘉洋】