スズキは19日、軽自動車「ワゴンR」にマニュアル車を追加して発売した。高齢者を中心とした「マニュアルでないと運転できない」という声に応えた。価格は109万9350円からで、CVT(無段変速機)を採用した通常モデルより1万500円安い。 CVTをマニュアルに替えたことで同社独自のエネルギー回生技術「エネチャージ」は搭載しないが、ガソリン1リットルあたり25.6キロの燃費性能を確保し、2輪駆動モデルは自動車取得税と自動車重量税が免除される免税対象車となる。 エンスト時には、シフト位置をニュートラルに戻し、クラッチを踏み込むだけでエンジンが再始動する新機能も取り入れた。