アフガン邦人1人、国外に退避 自衛隊の支援態勢、当面維持 2021年08月28日00時59分 首相官邸に入る菅義偉首相=27日、東京・永田町 政府は27日、アフガニスタンからの退避を希望した日本人1人を自衛隊の輸送機で隣国パキスタンの首都イスラマバードへ出国させた。これに伴い、退避支援のためアフガン入りした自衛隊員らも出国した。複数の政府関係者が明らかにした。 【特集】アフガニスタン情勢 政府は今後、現地情勢を見極めつつ、残る国際協力機構(JICA)職員らの国外退避に向けて任務を継続する。自衛隊の輸送機部隊などは拠点とするイスラマバードの空港に待機させ、支援の態勢を維持する。 政府は退避を希望する日本大使館などのアフガン人スタッフ数百人も国外退避させる方針だった。しかし、26日に首都カブールの空港周辺で爆弾テロが発生。防衛省幹部によると、この影響で希望者の退避が困難になった。別の政府関係者